【必勝不敗】能代工業 十九冠目【V58】

このエントリーをはてなブックマークに追加
354バスケ大好き名無しさん
('(゚∀゚∩「…そうだよ!」

( ^ω^)「おめでとう」

('(゚∀゚∩「うん!」

( ^ω^)「これで君も晴れて転生ってわけだお」

( ^ω^)「次の人生も思いっきり生きてやるんだお!未練なんて残すんじゃあないお!」

('(゚∀゚∩「わかったよ!」




( ^ω^)「元気でやれお」

('(゚∀゚∩「さようなら!」

( ^ω^)「達者でおー」

( ^ω^)ノシ

( ^ω^)ノシ

( ^ω^)




( ^ω^)「…さて…」

( ^ω^)「えーっと、今ので何人目だったかな」

( ^ω^)「…あ」

( ^ω^)「もうすぐ僕の出番も終わりか」

( ^ω^)「長かったような、短かったような…」

「……」

( ^ω^)「っとと、感傷に浸っている場合じゃないおね」

( ^ω^)


( ^ω^)「ブンダーランドへようこそ」





( ^ω^)ブンダーランドのようです 閉園
355バスケ大好き名無しさん:2013/01/07(月) 23:07:51.97 ID:???
( ^ω^)ブンダーランドのようです 最終話 ξ゚听)ξ
しかしそれも今日で終わりだ。

ξ゚听)ξ「…何なのよ、ここ」

これまた毎日眺めてきた門の前に、女が立っていた。
スカートの埃を払う程度の仕草にもどこか育ちの良さを感じる。
恐らく両家のお嬢様なのだろう。
まぁ、そんなことはここでは何の意味もないことだが。

着ぐるみの中で精一杯の笑顔を作りながら、俺は彼女に話し掛けた。

( ^ω^)「こんにちは、お嬢さん」



着ぐるみに話し掛けられたのだから無理もない話だ。

ξ゚听)ξ「あなたは誰?」

( ^ω^)「僕はここのマスコットだお」

ξ゚听)ξ「マスコットが話していいの?」

( ^ω^)「そういうところ、うちは緩いんだお」

そう、と言って女は周りを見渡した。
どんなに見ても見覚えなどあるはずのない景色を。

ξ゚听)ξ「変なところね」




ξ゚听)ξ「どこなの、ここ」

( ^ω^)「やっと聞いたおね」

咳払いを一つし、いつもの答えを返す。

( ^ω^)「ブンダーランドへようこそ」

ξ゚听)ξ「ふぅん…」

自分から聞いた割に随分そっけない返事だ。
ここがどこかについてはそう興味もなかったらしい。

ξ゚听)ξ「帰りたいのだけど」

( ^ω^)「それはできないお」

…帰してやりたい気持ちはあるけども。




帰る気もさほどないようだ。
どうも無気力な女だ。はっきり言って、得意なタイプではない。
とはいえ、マスコットが客を選ぶわけにはいかない。