川 ゚ 々゚) チッ
川 ゚ 々゚)「そう」
('(゚∀゚∩「最近人が来なくてフラストレーション溜まってたんだよ!うん!」
川 ゚ 々゚)
川 ゚ 々゚)「あなたは」
('(゚∀゚∩「ん?」
川 ゚ 々゚)「人、殺したいって思ったことある?」
('(゚∀゚∩「ないよ!」
川 ゚ 々゚)「はやっ」
('(゚∀゚∩「いないよ!」
川 ゚ 々゚)「ふぅん」
('(゚∀゚∩「お姉さんは殺したい人がいるの?」
川 ゚ 々゚)「いるわ、いっぱい」
川 ゚ 々゚)「どうして殺させてくれないのかって思うぐらい」
('(゚∀゚∩「へぇー…」
('(゚∀゚∩「そっかぁ。それで支配人さん、ここに連れて来たんだぁ」
川 ゚ 々゚)「何の話?」
('(゚∀゚∩「ううん、なんでもないよ!」
('(゚∀゚∩「?」
川 ゚ 々゚)「平和な脳味噌してるのね」
川 ゚ 々゚)「嫌いな人がいないなんて」
('(゚∀゚∩「あはは、まぁね!」
('(゚∀゚∩「何なら見てみる?」
川 ゚ 々゚)「何を?」
('(゚∀゚∩「へへへ」
('(゚∀゚∩「の・う・み・そ!」
川 ゚ 々゚)「は?」
(;;(;;;∀::゚∩「あは、あはははは」
川 ゚ 々゚)「な…」
(;;(;;;∀::゚∩「み、見える?のう、みそ」
川 ゚ 々゚)「何してんの、あんた」
(;;(;;;∀::゚∩「はや、く、みない、と」
(;(;;∀:゚∩「なお、っちゃう」
川 ゚ 々゚)「治る?」
('(゚∀゚∩「…って、遅かったよ…」
川 ゚ 々゚)
川 ゚ 々゚)「何なの、あんた」
川 ゚ 々゚)「何なのって聞いてるの」
('(゚∀゚∩「え?ああ、言ってなかったよ」
('(゚∀゚∩「僕は『人間サンドバッグ』。どんな傷もたちまちこの通り、不死身なんだよ!」
川 ゚ 々゚)「不死身…って…」
('(゚∀゚∩「そうだ!お姉さん殺したい人がいるんだよね!」
('(゚∀゚∩「だったら予行演習とかどう?ほら、凶器なら」
ズララララッ!
('(゚∀゚∩「死ぬほどあるよ!」
('(゚∀゚∩「最初は何がいいかなぁ…釘バットは自分で使っちゃったし」
川 ゚ 々゚)「あんた…正気…?」
('(゚∀゚∩「?正気だよ?痛いの、好きだし」
川 ゚ 々゚)「……」
('(゚∀゚∩「何固まってるの、お姉さん」
('(゚∀゚∩「人を殺してもいいって思ってるんでしょ?はい」
川 ゚ 々゚)「…ナイフの握り方なんて知らないわ」
グサッ!!
川 ゚ 々゚)「…ッ」
('(゚∀゚∩「こ、こうやって、おなか、にさし、て」
グリグリグリグリ
('( ∀ ∩「ぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐり」
川 ゚ 々゚)「……」
ズボォッ!!
('(゚∀゚*∩「あは、あは、はぁ…どう?」
川 ゚ 々゚)
('(゚∀゚∩「気持ちいいでしょ?」
川 ゚ 々゚)「…眩暈してきたわ」
('(゚∀゚∩「じゃあ次、これだよ!」
('(゚∀゚∩「じゃーん!チェーンソー!」
川 ゚ 々゚)「…ばかじゃないの…あんた…」
ヴィィィィィィィィィィ
('(゚∀゚∩「はい、持って持って」
川;゚ 々゚)「ちょっ、重っ!?」
ババババババババババババババババババババババババ
('(゚∀;;;;;「きっ」
;;;;;;;゚∩「たああああああああああああああああああ!!!!」
川;゚ 々゚)「う…」
('(゚∀;;;;;「どう、したの、おね、え、さん」
川; 々 )
('(゚∀;;;;;「かお、まっさお」
('(゚∀;;゚∩「だ、けど」
('(゚∀゚∩「ふぅ」
('(゚∀゚∩「ま、いいや。次々ーっと」
('(゚∀゚∩「何がいいかなー…たまには拷問器具でも使ってみようかなー…」
川;゚ 々゚)「…や、やめて」
('(゚∀゚∩「…何で?」
('(゚∀゚∩「どうして人を殺させてくれないのかって」
('(゚∀゚∩「殺したいんでしょ?人」
川;゚ 々゚)「……」
('(゚∀゚∩「殺してよ」
('(゚∀゚∩「僕を殺してよ」
('(゚∀゚∩「僕、お姉さんみたいな人に殺されるの大好きだよ」
('(゚∀゚∩「次はどうする?」
('(゚∀゚∩「アイアンメイデンに放り込まれてもいいし、スプーンで目玉をくりぬくのもいいし」
('(゚∀゚∩「あ、耳でも削ぐ?それから指を一本ずつ切り落とすなんてのもおつだと思うよ」
川;゚ 々゚)「…い…嫌よ…」
('(゚∀゚∩「そう」
('(゚∀゚∩「じゃ、無理やりやってもらおうかな」
川;゚ 々゚)「!!」
('(゚∀゚∩「ここって何でもありなんだよ、お姉さん」
('(゚∀゚∩「体、動かないでしょ?僕が動かしてあげるよ」
('(゚∀゚∩「はい、包丁」
川;゚ 々゚)
('(゚∀゚∩「喋らないほうがいいよ!舌噛むよ!」
ザグゥッ!
('(゚∀゚∩「ひひ、左耳」
ザグゥッ!
('(゚∀゚∩「右、も」
ザグゥッ!
('(゚∀゚∩「あ…てくびか、らいっちゃ、ったよ」
ザグゥッ!
('(゚∀゚∩「ひひ、ひじも、いらない、よ」
('(゚∀゚∩「あ、あはは、あははははは、すぴーど、あげ、る、よ」
ザグザグザグザグザグザグザグザグザグザグザグザグザグザグザグザグ
川;゚ 々゚)
ザグザグザグザグザグザグザグザグザグザグザグザグザグザグザグザグ
(;;;::;∀#;;「いい、いた、いたたたい、よよ」
(;;;::;∀#;;「おお、おね、おねねねええええええさん、んんん」
(;;;::;∀#;;「たのしい?」
川 々 )「……わけ……」
川 々 )「…楽しい…わけ…ないでしょ…」
(;;;∀;
(;゚:;∀゚「どうして?」
(゚∀゚∩「殺したいって言ってたのに」
('(゚∀゚∩「楽しくないなんておかしいよ」
('(゚∀゚∩「お姉さんがやりたかったの、こういうことでしょ?」
('(゚∀゚∩「何が違うの?」
('(゚∀゚∩「殺すってこういうことだよ」
('(゚∀゚∩「相手の体を、魂を、何もかもを」
('(゚∀゚∩「ばっらばらにするってことだよ」
('(゚∀゚∩「ほら」
グサッ!!
川 ゚ 々゚)「…また…」
('(゚∀゚∩「まだ誰かを殺したいって思う?」
川 ゚ 々゚)「…ここまでされて…思う方がどうかしてるわ…」
('(゚∀゚∩
川 ゚ 々゚)「…ここまでされないとわからないなんて…ほんとどうかしてるわ、私」
('(゚∀゚∩「うん、そうかも」
('(゚∀゚∩「うん」
川 ゚ 々゚)「ったく…誰よ…実感するほうが楽しいなんて言ったの…」
('(゚∀゚∩「でも、実感しなきゃ納得できなかったでしょ?」
川 ゚ 々゚)「…まぁ、ね。私、ヒネてるから」
('(゚∀゚∩「わかってもらえてよかったよ!僕も痛いのを我慢した甲斐があったよ!」
川 ゚ 々゚)「…え?」
('(゚∀゚∩「当たり前田のクラッカーだよ!」
川 ゚ 々゚)「ふるっ」
('(゚∀゚∩「痛かったけど、お姉さんが人殺しになるのは嫌だったんだよ!」
川 ゚ 々゚)「…あんた、正気じゃないわ」
('(゚∀゚∩「えっへん」
川 ゚ 々゚)「誉めてない」
('(゚∀゚∩「でも、やっぱり殺しちゃいけないんだよ」
('(゚∀゚∩「誰も得しないもん」
川 ゚ 々゚)「自分も痛いし」
('(゚∀゚∩「そうそう。どうせやるなら、痛くないことのほうがいいよ!」
川 ゚ 々゚)「…ええ」
川 ゚ 々゚)「…はぁ」
('(゚∀゚∩「?」
川 ゚ 々゚)「いや…えらく疲れたなって…」
('(゚∀゚∩「自業自得だよ!」
川 ゚ 々゚)「…そう?」
('(゚∀゚∩「これに懲りたら、バイオレンスな考えは止めた方がいいよ!」
ガチャ
('(゚∀゚∩「でないとまた僕のところに来ることになるよ!」
川 ゚ 々゚)「二度と来ないわよ」
バタン
('(゚∀゚∩「…うん。それでいいんだよ!」
川 ゚ 々゚)
( ^ω^)
川 ゚ 々゚)
( ^ω^)
(^ω^)「なにこのひとこわい」
( ^ω^)「ん」
川#゚ 々゚)つ)ω゚).・。゚ ゴファ
(#)ω゚)
(#)ω゚)「何すんねん」
川 ゚ 々゚)「ガキにやらせるアトラクションじゃないでしょう」
(#)ω^)「…誰に何やらせようと僕の勝手だお」
川 ゚ 々゚)「だからって」
(#)ω^)「そのアトラクションに諭されてる奴に言われたくないお」
川 ゚ 々゚)「ぐ…」
川 ゚ 々゚)「うるさい。『殺したい』とか言うよりマシ」
(#)ω^)「…ま、そりゃそうだお」
川 ゚ 々゚)「私はもう来ないけど」
川 ゚ 々゚)「このままにしておいたら殺すわよ」
(#)ω^)「お前成長したのかしてないのかどっちなんだお」
(# ^ω^)「ったく!もうさっさと帰れお!」
川 ゚ 々゚)「そうする」
(# ^ω^)「ここを真っ直ぐ行けば元の世界だお!」
川 ゚ 々゚)
( ^ω^)「なんだお、またガン見して」
川 ゚ 々゚)「…いや」
川 ゚ 々゚)「さようなら」
( ^ω^)
( ^ω^)ノシ「ばいぶー」
ガチャ
('(゚∀゚∩「…お姉さん、帰った?」
( ^ω^)「ん」
('(゚∀゚∩「あれ?支配人さんなんか頬っぺた汚れてるよ?」
( ^ω^)「ガキにやらせるアトラクションか、って殴られたんだお」
('(゚∀゚∩「…僕がやりたいって言ったのに」
( ^ω^)「そんな事情向こうが知ってるわけないお」
( ^ω^)「教える必要もないし」
('(゚∀゚∩「でも、そのせいで支配人さん殴られちゃってるよ…」
( ^ω^)「君は君のやるべきことをやった。僕は僕のやるべきことをやった。それだけだお」
( ^ω^)「それより、君。今ので十人目だおね」