( <●><●>)「私は、ずっといたんですよ…貴方と一緒に」
( ><)「…え?」
(;><)「で、でも!君が出てきたのはつい最近のはずなんです!」
( ><)「僕が小さい頃は記憶が飛んだりなんかしなかったんです!」
( <●><●>)「元々私と貴方は一つでしたからね。混ざり合った一つの存在で」
( <●><●>)「それが最近分離し始めた。何が原因か」
( <●><●>)「私が思ったからですよ。外に出たい、とね」
( ><)「外…?」
( <●><●>)「ええ。つまり」
( <●><●>)「私は一人の人間として生きたくなったんです」
( <●><●>)「労働、会話、観察」
( <●><●>)「全てが新鮮だった。貴方を通して送られてくる情報とは全く違っていた」
( ><)「……」
( <●><●>)「だから私は、こう思っています」
( <●><●>)「貴方の意識を乗っ取ってやろうと」
( ><)「…本気、なんですか」
( <●><●>)「ええ。生憎、冗談は苦手な性質でして」
( ><)「…体を渡すってことは、僕はもう出てこられないってことですよね」
( <●><●>)「そうなりますね」
( ><)「…それは、嫌なんです」
( <●><●>)「でしょうね」
( ><)「…でも」
( ><)「渡してもいいような気がしてるんです」
( <●><●>)「は?」