(#゚;;-゚)「本当はあなたがもう一人出てくるのに」
(#゚;;-゚)「あっちの人…あなたじゃない」
( ><)「…えっと…状況が把握できないんですけど…」
( <●><●>)「…やれやれ。私が説明しましょう」
(;><)「喋った!」
(#゚;;-゚)「待って」
(#゚;;-゚)「話すなら、観覧車の中」
( ><)「で、でも」
(#゚;;-゚)「それがここの決まり」
(#゚;;-゚)「嫌なら」
チャッ
(#゚;;-゚)つ=|三三ラ「細切れになってみる?」
( ><)「乗りますめっちゃ乗りますいやむしろ乗らせてください」
( <●><●>)「…ま、いいでしょう。話すならどこでも同じです」
(#゚;;-゚)「どうぞ」
(;><)「うぅ…」
( <●><●>)「……」
バタン
(#゚;;-゚)「ふぅ」
( ^ω^)「ドアを開けるの、いつもは僕の役目なんだけどなー」
(#゚;;-゚)「…どうも」
( ^ω^)「こんちはだお」
(#゚;;-゚)「乗りますか?」
( ^ω^)「いや。二人が降りてくる頃にまた来るお」
(#゚;;-゚)「そうですか」
(;><)「……」
( <●><●>)「それにしても、異常なまでに建物の多い遊園地ですね」
(;><)「……」
( <●><●>)「ざっと見ただけでも…いや、これは目測できる量じゃなさそうだ」
(;><)「……」
( <●><●>)「喋れよ」
(;><)「あ、すいません…ちょっと、驚いちゃって…」
( ><)「…そうなんです。一体君は…誰なんですか?」
( <●><●>)「人に名前を聞くときは自分から、と言いたいところですが」
( <●><●>)「貴方の名前は聞き飽きてますからいいでしょう」
(;><)「(いちいち回りくどい人なんです…)」
( <●><●>)「私はワカッテマスといいます」
( <●><●>)「…まさかこんな形で貴方と会うことになるとは思いませんでした」
( <●><●>)「私が何者なのかわからない、と」
( ><)「はい」
( <●><●>)「二重人格って知ってますか?」
( ><)「…知ってるんです」
( <●><●>)「なら簡単です。私は貴方の中にある、もう一つの人格なんですよ」
( <●><●>)「自信満々、皮肉、でかい目…全部私に当てはまるでしょう?」
( ><)「あ、じゃあ…僕の記憶が飛んだのは」
( <●><●>)「私が目覚めていたからです。貴方の変わりにね」
( ><)「どうして君は、僕の中に生まれたんですか?」
( ><)「一体何がきっかけになったんですか?」
( <●><●>)「……」
( <●><●>)「生まれた、というのは正確ではないですね」