ギリシャのデフレは日本のような供給能力過剰ではなく、「需要崩壊」です。
何しろ、09年の危機ぼっ発以降、国際金融市場からの圧力で増税と社会保障支出削減をやりまくっているわけですから、
需要が崩壊して当たり前です。
もちろん、ギリシャが現在の状況になっているのは、
共通通貨に甘えて外国からの借金で社会保障支出を拡大したため、
すなわち自業自得です。
とはいえ、その解決策が「国民が貧乏になる」しかないとなると、
さすがに気の毒です。
昨日のラジオでも強調しましたが、ギリシャはユーロを離脱し、
「為替レートが暴落する」という形で貧乏になった方が、
その後の復活は早まります。
ギリシャの事例は、「資本主義とは何なのか?」について考えさせられます。