何というか、「国際競争力向上」と「歳出削減策」をギリシャが達成するには、
とにかくひたすら国民を貧乏にしなければなりません。
何しろ、ギリシャはユーロ加盟国であり、通貨が極端に他通貨に対し暴落することは有り得ず、
しかも対ユーロ加盟国相手の場合は為替レートが変動しません。
結果、ギリシャは為替レート下落により国際競争力を向上させることはできません。
ということは、ギリシャはひたすら国民所得を減らしていき、
「国際競争力が向上するほど国民が貧乏」にならなければならないわけです。
そのために「歳出削減」というのは、実は正しいソリューションになります。
歳出を削減し、GDPを削り取り、国民の所得を縮小させていくわけです。