球界派閥人事

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今後の政局
 何といっても、野村派VS反野村派連合。現役に多数を擁し、3年で最大派閥となり主流派を形成する野村派。しかし、今季の続投は決まったもののOBに地盤が弱く、来季の成績如何では一気に派閥解体までありえ、予断は許さない。
 一方、野村派誕生までは、歴史的に激しい争いを繰り広げてきたその他各派も、反野村派連合で足並みを揃える。反野村派2大派閥の岡田派・吉田派は、元々友好関係にあり、次期首班=岡田で一本化。将来的には岡田・吉田派としてまとまる可能性も。関西球界での現役・OBへの幅広い地盤を持つだけに、一気に最大派閥への復権もありうる。ただ、反野村度は意外に低く、立ち回り次第では次期首班を逃し「万年第二派閥」となる懸念も大きい。
 逆に、反野村急先鋒の村山、安藤、田淵派。しかし、この3派共に致命的な弱点を抱える。村山派はほぼ川藤1人の現状。阪神応援番組を通じて人集めするも、現役組には軽くあしらわれる現状。頼みの大阪読売も、安藤派・掛布会長にシフトしつつあり、勢力拡大よりもまずは人集めによる派閥存続が急務。大看板・村山実の系譜だけに時代の流れを感じさせる。
 一時期勢力を誇った安藤派も今は昔。掛布会長も野心に欠ける言動が目立ち、派閥再編成が急がれる。最も現オーナーとの敵対度が高く、現フロント体制では首班は遠い。ただ、G・松井が掛布信者だけに「久万退陣&松井FA」という奇跡が起これば、”掛布首班”という超大万馬券並みのウルトラCも・・・(ありえない)。
 野村不満分子を集め、次期首班を狙う田淵派。反野村派内の「岡田はまだ若い」の声を背景に、大逆転といきたいところ。ただ、阪神を離れていた時期も長く、未だ勢力は微弱。反野村派&オールドファンによる世論が唯一の頼みか。
 結局、今後の政局は、低迷するチームの成績が大きく左右し(当たり前か)、非常に流動的で予断を許さない。

長すぎスマソ