Let's Go Mariners Part1

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531本スレにこんなのが
413 名前:マーティンおもろいぞ 投稿日:2001/07/08(日) 02:01
★ イチローのおにぎりが球団を牽引 〜不調のマーティンもおにぎりで復活か?
(6月14日〜  )
【フロントライン解説】シアトル・マリナーズにアル・マーティンという外野手がいる。
歴史的な好調さで快進撃を続ける同球団にあって、マーティンだけが不調のどん底にいる。
打てるようになるために日々努力を重ねるマーティンは、考え得る全てのことをやった。
しかし、好結果が生まれない。ところが、野球とは関係ないことを試したことで、調子が良くなり、
10日の試合では先制本塁打や追加点となる2塁打を放て、勝利に今季初めて貢献した。

彼が新たに試したこととは何か?答は鈴木弓子夫人のつくるおにぎりである。
大リーグ9年目のマーティンは、6月初頭まで打率1割3分前後だった。
選手生活の中で最悪のスランプだと本人は言う。

シアトル・タイムズ紙によると、スランプ脱出を目指すマーティンは、チームメイトである好打者、
イチローをはじめ、オルルードやマルティネス、ブーン、ビューナーらのバットを借りては打撃訓練をした。

スランプ脱出を考えると夜中に熟睡もできず、突然目覚めては、彼らのバットを使って
居間にある姿見の前で素振りをし、鏡に映るフォームを検証した。

でもヒットを打てない。彼がその次に試したことは、ビューナーやブーンといった仲の良い長距離打者に
頼み込んで、自分のバットをサウナに持っていってもらったことだ。
バットを暖かくすれば打撃が戻るとでも思ったのか。しかし、結果は出なかた。

マーティンがどれほどせっぱ詰まっていたかは、シーリーという投手からでさえもバットを借りたことでも
よくわかる。
傑作なのは、「シーリーは球界でも最悪の貧打投手だから、彼の負の力と自分の負の力を掛ければ
正の力になると考えた」ことだ。

しかしそれでも好結果は出なかった。

彼が最後に目をつけたのが、ブーンの弁当である。
地元での試合前の練習の際、イチローは弓子夫人がつくるおにぎりを持参すが、
ブーンもキャンプの頃からそのおにぎりを食べていた。

ブーンは今季、61試合を消化した10日現在、打率3割2分8厘、本塁打14、打点66で、
打率以外はチーム首位、打点はリーグ首位の絶好調。生涯打率2割半ばの選手が
今季いきなりア・リーグを代表する強打者に変身したのだ。

球団の打撃部門をブーンと分け合うのがイチローで、
打率3割5分7厘(ア・リーグ2位)、得点57(ア・リーグ2位)、盗塁20(ア・リーグ首位)の
好成績を維持している。

大リーグ報道では、マリナーズの好調ぶりをブーンとイチローによる貢献が大きいととらえている。
2人に共通するのは何か?弓子夫人のおにぎりだ、とせっぱ詰まったマーティンは考えたのだ。

「ブーンはおにぎりを食べている」「こんな好調なブーンを今まで見たことがない」
「だから自分もおにぎりを食べ始めた」とマーティンは語る。
「中にはおもりのようなものが入っていた(梅干しのこと)」
「たぶん、それが彼らの好調の秘密なんだ」。

おにぎりを食べ始めたマーティンは、今季最長の5試合連続安打中で、打率を1割8分3厘まで上げてきた。

ブーンの分だけでなく、マーティンの分までつくるの?
と弓子夫人がイチローにこぼしたかどうかはわからない。