巨人戦の視聴率低下・観客動員減少を語るスレ13

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506代打名無し
Jリーグが元気だ。J1第10節終了までの観客動員は133万9342人を数え、5節を残して昨年の第1ステージの観客数を抜いてしまった。1試合平均1万6954人は、ブームといわれた1993〜95年並みの水準で、Jリーグ全体に前年比28億円の増収をもたらす勢い。W杯を控えて、続々大競技場がオープンするスタジアム効果にサッカーくじ「toto(トト)」による各メディアでの露出度アップも重なり、Jリーグ人気に再び火がついた形だ。
スタジアムに人が戻ってきた。鹿島は1試合平均3万人を超える史上最高のペースで走り、東京Vは昨年比180%増を動員。浦和も第1ステージ全試合前売り完売という快挙を達成した。J1の16クラブ中、実に12クラブが昨年を超えており、うち6つがクラブレコードを超える動員を記録している。昨年の第1ステージ120試合で動員した125万2140人を、10節までのわずか79試合で超えてしまった。
W杯やトトの効果で、各メディアがサッカーを取り上げる回数が増えたということもある。浦和と札幌という人気チームの昇格という事実もある。だが、巨大スタジアムのオープンが大きい。川淵三郎チェアマンも「何よりもスタジアムの効果だ」と話しているという。
W杯に向け、国内10自治体がスタジアムを増改築した。東京スタジアム、豊田スタジアムというW杯会場でない巨大スタジアムも生まれた。東京ドーム元年に日本ハムが大きく観客動員を伸ばしたのと同様、新しく、快適なスタジアムが人を引き寄せている。
昨年に比べ、J1では1試合平均で5889人増加している。試合数の240をかけると、年間で141万3360人増えることになる。一般に、5万人観客が増えれば1億円の増収になるといわれるため、リーグ全体で28億円以上の増収が見込まれる。
電通総研もリポートを作成し、いくつかの要因を挙げている。注目されるのが「ビッグクラブの成長」。日本代表選手を多く抱える鹿島、横浜、磐田、名古屋、G大阪が全国区に成長していることがアウエーでも観客を呼ぶことに貢献しているという。
今後も札幌ドーム、大分ビッグアイ、埼玉スタジアム2002などが次々にオープンする。「スタジアム・ビッグバン」はまだ続いている。コンフェデレーションズ杯で日本代表が活躍すれば、電通総研の挙げているようなクラブ人気もさらに高まる。90年代前半以来のJリーグブームを呼ぶ素地は十分にある。【小西弘樹】