巨人戦の視聴率低下・観客動員減少を語るスレ13

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372代打名無し
 大阪府岸和田市のはずれにある専用グラウンドで少年野球チーム「岸和田リトルリ
ーグ」の子供たちが練習に励んでいた。
 グラウンドには夜間練習もできるナイター照明がある。ライオンズカラーのユニホ
ームは、OBの清原和博(三三)が西武時代に贈ってくれた。全国制覇の経験を持つ
名門にふさわしい環境だが、二十年以上このチームの運営に携わる会長の福田久雄
(五九)は、意外なことを言った。
 「清原君の時代と今は違う。選手を集めるのに困っているんです。キャッチボール
の経験がなくてもすぐにレギュラーになれますから」
 状況は深刻だ。昭和六十年ごろまでは、入団条件が小学三年生以上で常に百人を超
えていたのに、今は一年生からに拡大しても三十人しかいない。入団希望者を選別す
るための五十メートル走やノックのテストは、もう何年も行っていない。Jリーグの
開幕でサッカー人気が盛り上がった平成五年前後には、選手は二十一人にまで減った。
 「昔は五軍まであったのに、高学年の一軍と低学年の二軍という今の分け方さえで
きなくなるところだった」。義務にしていた丸刈りを廃止しても、子供たちは野球に
振り向こうとしなくなった。