プロジェクトX「焼け跡の希望_広島カープ」を見よ

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28その1
数年前に読んで泣けた文章がNHK板にあった

・・・こちら変わって広島カープ。
年が明けた昭和26年早々、重大事件が勃発していた。
セ・リーグ内に、「広島カープを解散させるべし」
との案が具体化しつつあった事だ。
その根拠は、カープは給料を遅配し定期的支給を怠っているが、
これはセ・リーグ加盟球団として恥になること。
また、25年度ビリであったが26年度も強化の実が上がっておらず、
再びビリが決定的であり、セ・リーグのお荷物になること、であった。
その最終的決定を協議するセ・リーグ理事会は、26年3月16日、
甲子園球場で開かれることになった。
16日から三日間行われる「大阪優勝大会」の初日の試合が終了した時点で、
一気に可決してしまおうとしたのである。
勿論広島カープもこの準公式試合に参加する予定であった。
解散か、大洋への吸収合併か、
を目前にして何ら手を打たないほどカープは無能ではなかった。

広島カープ危機一髪・・・あらゆる手段を講じ、
出来るだけの手を打っていた。
例えば、広島専売公社への売り込み、某ビール会社への打診、
某ウィスキー会社への嘆願等々。が、全て失敗に終わった。