828 :
代打名無し:
我々は一人の投手を失った。
しかしこれは敗北を意味するのか?
否! 始まりなのだ!
中日・巨人に比べ我がヤクルトの国力は30分の1以下である。
にもかかわらず、今日まで戦い抜いてこられたのは何故か。
諸君!我がヤクルトの戦争目的が正義だからだ!
これは諸君らが一番知っている。
我々はサンケイを追われヤクルト移民者にさせられた。
そして、一握りの金満球団がコミッショナーまでも支配して50
余年。神宮に住む我々が戦力均衡を要求して何度金満球団に踏み
にじられたか。
ヤクルトスワローズの掲げる弱者が強者を倒すための戦いを神が
見捨てるわけはない。
我らがエース、諸君らが愛してくれた川崎憲次郎は逝った!
何故だ!
来季のペナントを我らヤクルト球団が握るのは必然である!
ならば我らは襟を正し、この戦局を打開せねばならぬ。
我々はガラガラの神宮を応援の場としながらも共に苦悩し、錬磨
して今日のヤクルトを築き上げてきた。
かつて野村克也は、「弱いもんが強いもんを倒すからおもろいんや」
と言った。しかしながら讀賣・中日の屑紙売り共は自分たちが球界
の支配権を有すると増長し我々の選手を奪い取る。
川崎も、その新聞屋共の無思慮な選手漁りの前に変節したのだ。
この悲しみも怒りも、忘れてはならない!
我々は今、この怒りを結集し、中日・讀賣に叩きつけて、はじめて
真の勝利を得ることができる。この勝利こそ、「鬱だ死のう」と
言って死んで逝った者達への最大の慰めとなる。
ヤクルトよ! 悲しみを怒りに変えて、立てよヤクルト!
我らヤクルトファンこそ、選ばれた民であることを忘れないで欲し
いのだ! 優良種たる我らこそ球界を救いうるのである!
ジーク・ヤクルト!