〜FUJINAMI EFFECT〜
怪奇現象とも思える藤浪登板時間帯の貧打戦
謎のパークファクター低下現象 「FUJINAMI EFFECT」について考える
○藤浪くんは相手投手に投げ勝っているか?
藤浪くんが降板するまでに投げあった相手投手の合計イニング、合計自責点から
相手投手のトータル防御率を計算してみた。(藤浪降板後のイニングは含めない)
防御率
藤浪くん 2.55 vs 相手投手 1.76
藤浪くんは10勝6敗と勝ち越しているのだが
驚くべきことに藤浪くんよりも相手投手の防御率がかなり良いことがわかる。
藤浪くんよりも悪い防御率の投手が多いにもかかわらず・・・・・
○相手投手の成績
藤浪くんと対戦が多い投手たちの防御率の変化を見てみる。
総防御率 → 藤浪くんとの試合の防御率(藤浪降板前までのイニング限定)
Total 対藤浪試合
八木 4.32 → 1.53
三浦 4.27 → 3.43
前田 2.02 → 1.13
藤浪くんが投げる試合は相手投手の防御率が良くなる現象がみられる。
さらに細かく見ていくと
藤浪くんが降板するまでは相手投手が無失点のケースが目立つ
(藤浪降板後のイニングで大量失点した投手も含められる)
日付 球場 投手(防御率) 内容
3/31 神宮 八木(4.32) 6回 5安打無失点
5/5 甲子園 八木(4.32) 6回 4安打無失点
6/2 ヤフオク バディーヤ(3.84) 6回 2安打無失点
6/9 甲子園 大嶺(4.57) 3回 3安打 無失点
藤岡(4.01) 2回 1安打 無失点
6/16 Kスタ 田中(1.23) 5回 4安打無失点
7/14 甲子園 三浦(4.27) 5回 3安打無失点
7/25 神宮 石川(3.73) 4回 3安打無失点
8/11 ナコヤ 山井 (3.76) 8回 5安打無失点
8/24 ナゴヤ カブレラ(3.42) 6回 4安打無失点
9/14 神宮 木谷(4.14) 7回 6安打無失点
見てのとおり今年好調とは言えない投手たちが藤浪登板試合に怪投するのは珍しくない。
藤浪登板中は何らかの理由により藤浪、相手投手双方が点をとられにくく
好投しやすい環境になっている。双方の打線の打球は鈍く伸びず良い当たりが続かない。
いわばパークファクターがあたかも小さくなっているような現象がみられる。
(この現象をFUJINAMI EFFECTと名づける)
>>391 昨日の試合もこの現象 FUJINAMI EFFECTが現れたのだろうと考えられる。
9/14 木谷 防御率4.14 7回無失点
ひとたびFUJINAMI EFFECTが現れるとバレンティンの長打力
ホームラン新記録のパワーでさえも無力化されるのである。
この日入ったヤクルトの得点は盗塁、暴投をからめた内野ゴロとスクイズによる得点。
いかにも貧打戦らしい内容であった。
これは春先の記事だが阪神の試合には
このようなパークファクターがあたかも低下したような
貧打戦がしばしば見られた。
(藤浪くんの初勝利は連続完封のこの時期に当たる)
「本塁打乱発」と「連続完封」が入り交じる「統一球」大疑惑
http://www.gruri.jp/topics/13/04171800/ 藤浪くんも登板したオールスター戦は藤浪くんを含めた投手らが
ストレートだけ投げても打たれずなかなか点が入らなかった。
これもFUJINAMI EFFECTだったのかも・・・・
○FUJINAMI EFFECTは藤浪くんがマウンドから降りるとたちまちその効力を失う
今年の阪神の1試合あたりの得点力は約3.6点である。
藤浪くんが登板中の阪神の得点力は1試合あたり2.3点と低下する。(FUJINAMI EFFECT)
しかし藤浪くんが降板後のイニングについては約6.1点と阪神打線は驚くほど活発化する。
特に藤浪くん降板直後のイニングは1試合あたり8.6点であり
1イニングあたりほぼ1点という爆発力である。(FUJINAMI EFFECTの反動現象)
藤浪くん降板のタイミングこそ阪神打線爆発のスイッチと言える。
藤浪くんの勝敗はFUJINAMI EFFECTの反動現象に支えられている。