■大阪桐蔭の藤浪
スカウト陣からは、当然のように「1位確定」の声が聞かれる。
「197センチとサイズがあって、150キロを出せる。それでいて鈍くさくないのがいい。
下半身が使えないフォームは少し問題だけど、プロ仕様の身体になればメジャーだって狙える素材。
22〜25歳でちゃんとやれるようにしてあげられるかどうか。プロ側の責任は大きい」(パ・リーグスカウト)
「ウチは大谷より上の評価。大谷はまだ高めに浮く球があるなど、いい球と悪い球の差があるけど、藤浪は安定していい球が来るからね」(セ・リーグスカウト)
「結果を出しても、自分を見失わないところがいい」(パ・リーグスカウト)
■愛工大名電の濱田
今夏の不調で評価を下げたが、それでも「(2位指名までの)上位24人には入ってくる」(パ・リーグスカウト)
「いい時の濱田を知っているから、評価が下がることはない。大谷、藤浪と違って、彼の最大の良さはコントロール。
赤川(克紀、ヤクルト)を経由して、晩年には山本昌(中日)のようになるんじゃないか」(パ・リーグスカウト)
■光星学院の遊撃手・北條史也
守備の意識も高く、スカウト陣の評価は光星学院OBの巨人・坂本勇人以上で一致している。
「バッティングはムダな動きがなくなり、確率が上がった。高校生からプロ仕様になった感じだね。
守備も一歩目のスタートがいいし、坂本よりワンランク上。内野手がほしい球団なら1位指名もあるだろうね」(パ・リーグスカウト)
この3人がバリバリの上位候補。
http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball/2012/08/16/___split_29/index.php