【巨人正捕手】阿部の配球のウマさについて その20
■阿部入団後のチーム防御率推移・他球団との比較■
●2001(阿部入団、防御率トップ10に巨人の選手無し、1年目の阿部は確かに大変そうであった。
入団年に関しては阿部ファンもルーキーでもあり、リードはひどい状態であったと認める所である。一応チームは2位)
東京 3.41
中日 3.48
横浜 3.747
阪神 3.749
広島 3.82
読売 4.45
●2002(阿部2年目、防御率トップ桑田・4位に上原・6位に工藤・8位に高橋尚
2年目にて優勝+防御率1位を達成し、マスコミやファンからも攻守に絶賛された年である)
読売 3.04
中日 3.19
東京 3.39
阪神 3.41
横浜 4.09
広島 4.36
●2003(阿部3年目、打高時代・打率10位の金城でも.302・当然古田も現役バリバリだがこの成績
一応防御率4位上原・5位木佐貫、1位の井川でも2.80。チーム順位は3位、打率10傑に高橋由伸1人だけ
ともう少し打線がよければ順位も上を狙える気配があった)
阪神 3.53
中日 3.80
東京 4.12
広島 4.23
読売 4.43
横浜 4.80
●2004(阿部4年目、相変わらずの打高時代。打率10位の古田でも.306。巨人投手陣では上原が孤軍奮闘
防御率1位で2.60。打線は強力であったが投壊。2位以降は3.15〜4.35と今の統一球だと考えられない数字。
逆にこの年が統一球なら上原はどうなっていたのか興味が出てくるが蛇足。当然古田も現役バリバリだがこの成績。チーム順位は3位)
中日 3.86
阪神 4.08
横浜 4.47
読売 4.50
東京 4.70
広島 4.75
●2005(阿部5年目、変わらず打高時代。打率10位のウッズが.306。巨人では上原が9勝12敗、3.31の3位で
唯一のランクインとひどい投壊状態出会った。この年がアンチが指摘している年であるが、古田ヤクルトが4.00、谷繁の中日も4.13であることにも
注目したい所である。打率10傑に巨人の選手が誰もおらず、打線も壊滅状態とチーム5位も当然の年であろう)
阪神 3.24
横浜 3.68
東京 4.00
中日 4.13
広島 4.79844
読売 4.79846
●2006(阿部6年目、打率10位が相変わらず.300で荒木ではあるのだが、少しだけ極端な打高からは改善される年。
この年から古田の出場数が減ってきて36試合のみの出場。比較対象としては参考にできなくなる。防御率ランキングには4位に内海9位に上原
10位にパウエル。1位に黒田が1.85と久しぶりの1点台の投手が登場。打線はスンちゃんが大活躍したのだが全体でみるとそこまでよい打線ではなく、チームは4位)
中日 3.10
阪神 3.13
読売 3.65
東京 3.91
広島 3.96
横浜 4.25
●2007(阿部7年目、打率10位が宮本の.2995と10位が3割バッターでは無くなる。この年も引き続き2006年度ぐらいの
打高具合といえるであろう。打線はランキング3位に谷、4位に小笠原6位に高橋由伸と3人もランクイン。
防御率1位に高橋尚、3位に内海、5位に木佐貫と投手陣も頑張り優勝。
阿部自身も攻守に活躍し絶賛されたことは記憶に新しい。また古田はこの年にて引退、比較対象として中日谷繁が最適となるか)
阪神 3.56
読売 3.58
中日 3.59
横浜 4.01
東京 4.07
広島 4.22
●2008(阿部8年目、この年からまた2006年2007年に比べて打高になる。打率10位でも小笠原が脅威の.309と高打率。
首位打者内川はなんと.378である。この年から巨人へ加入したラミレスが他に7位にランクイン。
投手10傑では3位に内海、6位にグライシンガー。グライシンガーが最多勝を獲得し阿部とベストバッテリー賞
も受賞。ラミレスグライシンガーの加入もありチームは優勝。2連覇となる。阿部も変わらずの高評価でこのスレッド
もアンチが来なくなりほとんど伸びない時期である)
阪神 3.29
読売 3.37
中日 3.53
東京 3.75
広島 3.78
横浜 4.74
●2009(阿部9年目、やっと打高時代が終わる。個人的にはこの年のバランスがベストではないかと考える。
セリーグでは1992年阪神以来のチーム防御率2点台を達成。
首位打者にラミレス、3位に小笠原、4位に坂本、そして10位に阿部。投手陣ではゴンザレスが巨人へ移籍して覚醒。
防御率ランキングは3位。ベストバッテリー賞も獲得。他に6位に高橋尚、7位に内海。投打にバランスがよく優勝、3連覇。
この年のアンチのターゲットはグライシンガーと阿部の関係。阿部が最後にグライシンガーと組んだ時点で
5勝4敗であったのだが2回炎上したこともあり、以後鶴岡になった。原は週に1回ほど阿部を休ませたいと言っており
そのための起用であると当時このスレッドでもアンチと争いになった。アンチの主張は鶴岡のほうが阿部よりリードがよい
守備面では鶴岡のほうが上という主張であった。また阿部は外人と合わないなどといった意見もこれぐらいから出てきた。
他に多くの外人と結果を出した阿部だがこのグライシンガーの件でアンチに叩く材料を与えたことになる。
私も当時反論し、多くの人がそれは違うと指摘してもその主張を曲げることはなかった。※過去スレ参照
現在横浜へいった鶴岡を見てもまだ阿部より鶴岡のほうが守備が良いという主張を曲げないのか非常に興味深いところである。)
読売 2.94
中日 3.17
阪神 3.28
広島 3.59
東京 3.97
横浜 4.36
●2010(阿部10年目、やや打高の傾向があるが気にならないレベル。翌年以降を考えるとだ。
防御率ランキングには東野が3.27の5位と唯一ランクイン。打率ランキングには9位に小笠原が1人だけ。
ただしラミレスが打点本塁打の2冠王と活躍。投手陣がもう少し活躍できれば優勝もありえたなという首位と1ゲーム差の3位。
山口と久保が8勝ずつというのも先発陣がいかにダメであったかよくわかるところ。規定投球回に到達できたのが
東野と内海だけ。目立たなかったが投壊と言える年だった)
中日 3.29
東京 3.85
読売 3.89
阪神 4.05
広島 4.80
横浜 4.88
●2011(阿部11年目、ついに到来した統一球時代。もちろん阿部が率いる巨人もチーム防御率は抜群であるがこのボールの
影響を無視するのは暴論というものであろう。各球団のチーム防御率に1点足すとちょうどよい具合になる。
セリーグ全体でもヤクルトの大失速があり中日が2連覇。小笠原の落ち込みがなければ優勝できていたと思われる。
巨人は2.5ゲーム差の3位となった。このスレとしては前半好調であった澤村が少し不調になりその時に実松が
スタメンマスクとなり以後シーズン終了まで阿部に戻っても好調を維持。アンチはこれにより実松は阿部よりリードがよい
澤村と相性が良いなどと言い続ける事になる。しかし実松スタメンマスクの時に澤村がベンチにいる阿部に1球毎に
フォームチェックや投球テンポ・球種の指示などを受けていたことが相当後になってわかり、アンチが恥をかく場面もあった。
阿部実松論争は現在も継続中であるといえるであろう)
中日 2.46
読売 2.61
阪神 2.83
広島 3.22
東京 3.36
横浜 3.87
【まとめ】
■阿部の11年間の各球団平均チーム防御率(単純に合計して11年間で割り算したもの)
中日3.42 阪神3.47 巨人3.75 東京3.87 広島4.14 横浜4.26
基本的に打撃型のチームで東京ドームが本拠地であることを考慮するとかなり優秀ではないだろうか
中日阪神は投手力のチームでナゴヤドームに甲子園。
※毎日いるアンチへのクエスチョン
Q1.古田がほとんど正捕手だった時期と重なる阿部の通算チーム防御率がヤクルトより良い点をどう考えるか?
色々と書いてきたように今年はともかくとして巨人は決して優秀な投手陣がいた時期ではない。
阿部が投手陣を悪くした結果だと言うのであれば規定投球回を達成し成績が悪い投手が多数出ているならともかく
そういった例は少ない。
Q2.毎回言っている2005年のチーム防御率の悪さだが、阪神と横浜には触れているのに
古田ヤクルトと谷繁中日に触れないのはなぜか?
Q3.2005年の防御率の悪さを指摘するのであれば近年の防御率の良さをどう評価するのか?
Q4.古くは村田善、小田、最近では加藤や鶴岡や実松と比較しずっと阿部よりリードが良い守備が良いなどと
言い続けているが今でもそう思っているのか?