>>123 ほれ、お前らの親玉である川淵が認めてるけどな
川淵三郎・著「虹を掴む」より
税金問題にしてもそうだ。渡邉さんはプロ野球のようにチーム名に出資企業の名前を付けることにこだわるあまり、
チーム名に出資企業名がつかないと、その企業からクラブへの赤字補填のお金が広告宣伝費として損金扱いされないと主張した。
これもまったくの誤解。渡邉さんとは逆に、チーム名から企業名を外すことにこだわっていた私は
Jリーグを立ち上げる前からこの件について国税庁に相談を持ちかけていた。
そしてプロ野球球団への親会社の赤字補填のお金が広告宣伝費として認められているのは、
国税庁長官の通達でしかないことを教えてもらっていた。
われわれは、Jリーグではチーム名から出資企業名を外したい、
それでも出資企業から受け取るお金を広告宣伝費として認めてほしいとお願いした。
すると国税庁は「ユニフォームの胸に企業名でも入れば問題ない」という。
が、名古屋グランパスエイトをサポートするトヨタ自動車や鹿島アントラーズをサポートする住友金属は
「そんなケチな真似はしたくない。うちは企業メセナ的な発想でやるのだから」という考えだった。
それで「胸に企業名を入れないクラブもある」と答えたら、
「それならユニフォームのどこかしらに、小さくてもいいから出資企業の証になるものを入れてくれれば広告宣伝費として認めましょう」と言ってくれた。
それで名古屋や鹿島はリーグ開幕当初、非常に小さなマークをいやいやながらユニフォームの袖に入れていたわけである。
「何も入れたくない」というトヨタ自動車や住友金属に「頼むからマークを入れてくれ」とお願いしたのはこちらだったのである。
この件に関する渡邉さんのJリーグ批判は、そういう過去の国税庁とのやり取り、出資企業とのやり取りを全くご存じなかったのだと思う。
>ユニフォームのどこかしらに、小さくてもいいから出資企業の証になるものを入れてくれれば広告宣伝費