東京ヤクルトスワローズpart740

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144代打名無し@実況は野球ch板で

ブリュワーズの「買い叩き」に青木、ヤクルト大誤算
高額税金、二軍施設の改修費用

「お金じゃないとは言っても、大事ですよね」
 20日にヤクルト球団を訪れて会見を行ったブリュワーズの青木が苦笑いを浮かべたのも無理はない。

 米ミルウォーキーの地元紙によると、契約額は2年総額225万ドル(約1億7300万円)プラス出来高。1年目は100万ドル(約7700万円)、2年目が125万ドル(約9600万円)となり、今年の年俸は、昨季の青木の年俸(3億3000万円)の4分の1以下となる。
「家族があるし、子ども(長女)が産まれた。お金は大事だけど、スタートラインに立ってやることが一番の目標だった」と前を向いた青木だが、問題は税金の支払いだ。

 プロ野球選手は個人事業主。一般的に青木クラスの年収なら、税金は所得税が40%、住民税が10%の計50%が課税される。経費をいくら計上するかなど、さまざまな「税金対策」があるとはいえ、
昨年の収入の半分を税金に持っていかれるとしたら、総額で1億6500万円。米国での2年分の給料がほぼ税金で消えるのだから大変だ。

 お金の面で悩ましいのはヤクルト球団も同じだ。「入札金250万ドル(約1億9300万円)は想定していた半分程度」という声も球団内から聞こえてくる。

 ヤクルトは二軍の戸田の施設の老朽化が進んでおり、さまざまな箇所で改築、改修を検討している。今オフ、戸田を視察した衣笠球団社長は「青木君の入札金も活用させていただきながら、スタンド部分に屋根をつけたり、女性用のトイレを新たに設置するなどしたい」と話す一方で、
「バックスクリーンのカウント表示を『SBO』から『BSO』に変えるだけで200万円程度、周辺部分だけでも億は超える」と言う。「あまりぜいたくは言えませんが……」とさるチーム関係者が前置きして、こう続ける。

(続く)

日刊ゲンダイ 2012/1/21
http://v.gendai.net/q?uid=1&sid=A817&i=article%2Fdetail&aid=255160&p=1
145144:2012/01/23(月) 15:47:15.30 ID:1ixZz/gwO

(続き)

「現状、チーム内から多くの声が上がっているのが室内練習場の新設。寮内にあって非常に手狭なだけに、新たな室内練習場を造って欲しいのはヤマヤマですが、建築費は十数億円との見積もりもあるらしい。
昨季のCS第1ステージで3試合を主催し、3億円程度の収入があったとはいえ、青木の入札金額の低さは痛い。室内練習場まで手が回ればいいですが……」

 米球界にとって、昨今の「円高ドル安」も日本人選手の獲得に障壁になっているという。円高を恨むしかない?

◆補強費まで回らない

 衣笠社長は、ブリュワーズに移籍する青木に対し、「メジャーリーガーのひとりとしてぜひ頑張ってほしい」と送り出した。が、青木の落札金(250万ドル=約1億9300万円)の低さに改めてため息を漏らしているのではないか。

「テストすると聞いたときは、今まで聞いたことがなかったので驚いた。でも、向こうも現実の彼を見たかったんだと思う。(テストに)来たのがコーチだけだったらちょっとと思うけど、監督やGMも来てくれた。私は彼の評価が決して低いとは思っていない。
ただ、(入札額や契約金を見て)日本での認知度とは差があるなあとは……。もっと評価されてもいいとは思う。落札金が安い? それは下限を設けないと決めた以上はしょうがない。いくらであっても彼がメジャーに行きたいという思いが最優先」

 戦力は昨年より低下するだけに、落札金の一部は補強費にも使いたかったはず。

「巨人が大補強をしたので、青木選手が抜けたのは大きい(痛手)」と衣笠社長はポツリ。たった2億円では、二軍施設を改修したら補強費まで回らない……。