【プロを】亀井義行応援スレ part17【なめるなよ】

472 ：どうですか解説の名無しさん ：2010/12/06(月) 22:29:53.19 ID:Tr7k0dy3
　　　メルボルン到着後、しばらく大広間のような場所で待機していると、
　　　キャラバンパークの管理人がやってきて一行の寝床を案内してくれた。
　　　キャンピングカーを大きくしたような可動式の建物（車）だった。ここで寝泊まり
　　　する事になる。中にはソファーとベッド、調理できる簡易なキッチンと冷蔵庫が
　　　あるだけ。広さは４畳ぐらい。キッチンがあるのは嬉しいが、空調設備がない
　　　のが辛い。オーストラリアは日中と朝夜の寒暖の差が激しく、日中は半袖でも
　　　いいくらいなのに、朝や夜は厚着しても耐えられないぐらい寒い。広さからして
　　　一人部屋だと思っていたが、周りのキャラバンを見ると数人前後で共同生活
　　　するのが基本のようだった。宿泊費は１日あたり９ドルと割安。
　　　光熱費はキャラバン単位で個別に請求され、使用した分費用がかかる。
　　　シャワー・トイレはキャラバンパーク内にあり共同で使用する。
　　　生活環境ががらりと変わるが、キャンプ気分でこの環境が気に入った。
　　　翌日、日曜日はキャラバンパーク近辺を散策。キャラバンパーク内には食堂はなく、
　　　小さな売店のみ。外食は街の中心部に行かなければならず、徒歩20分はかかる。
　　　よって基本的に、毎日自炊になる。幸いにもキャラバンパークから一番近い
　　　ショップがスーパーなので、食材は整えやすい。街中心地は商店街になって
　　　おり、日用品や家電店だけでなく、郵便局や図書館なども揃っている。
　　　ここへ徒歩20分ぐらいで行けるので悪くない環境だ。
　　　生活環境を整えるため、金刃たちと共同で食材の他、鍋や包丁など調理器具
　　　を大量購入した。

474 ：どうですか解説の名無しさん ：2010/12/06(月) 22:31:05.21 ID:2S0a7Oik
　　　この日から練習と農場での仕事が始まる。練習終了後にはただちにキャラバンパーク
　　　入り口に集合する。仕事先は畑だけしかない所なので、弁当を持って行かなくて
　　　はいけない。集合時間が早いので、昨晩のうちにみんなでサンドウィッチを作って
　　　おいた。すぐに支度して集合場所へ向かった。仕事内容は様々で、自分と伊集院
　　　と橋本は収穫がピークを迎えるネギ畑のピッキングに選ばれた。２時に集合した
　　　メンバーと一緒にワゴン車でネギ畑へ。初心者の自分たちは、まず現場のリーダー
　　　から作業方法の説明を受ける事に。ネギのピッキングはまずネギを一本ずつ根っこ
　　　ごと引き抜く。そして手でへばりついた土を取り除き、表面の皮をはいで根元が
　　　白くきれいな状態にする。そして一握りできる大きさの束（８〜10本）にして輪ゴムで
　　　留める。これが一つの束で、この束を何個も作っていく。できた束をカゴの中に一杯
　　　になるまで入れる。１カゴ一杯になると、約9600円。自分のタグをカゴにつけて畑に
　　　置いておく。最初は張り切って頑張っていたが、最後の方はバテて思うように作業
　　　が進まなかった。「疲れたが達成感のある仕事で、楽しくできた」というのが
　　　初体験の感想だ。