亀井･金本とセサル なぜ差が付いたか監督贔屓の違い

バリ好投報われず ２番手・上野が大乱調
ttp://www.daily.co.jp/baseball/carp/2011/05/21/0004087124.shtml

　青木は外角スライダーで、Ｔ‐岡田の体勢を崩した。バットに当てただけの飛球は左翼前方へ。
誰も追いつけるはずのない位置だったが、左翼・天谷は猛然と前進した。
結局追いつくことはできずに、落下地点の手前でジャンプ。
打球はあざ笑うかのように高く跳ね上がって、天谷の上を通過。
一気に３人もの走者が生還し、逆転を許してしまった。

　「僕のミス。無理に行くところじゃなかった」とうなだれた天谷を、緒方守備走塁コーチは激しくしっ責した。
「あいつ（天谷）のせいで負けた。捕れる打球じゃないんだから、処理を考えていないといけない。
ボールが跳ねるのは口酸っぱく言っているんだし。何を考えているのか分からない」。
珍しく声を荒らげるほど怒り心頭だった。

　野村監督は天谷に対してあきれ気味で、救援陣に対しても「頭が痛いところ。
ベンチに入っているんだから１イニング、１人でも抑えてもらわないとね…」。
たった１イニングだけで、後味の悪い敗戦となってしまった。