http://www.sanspo.com/shakai/news/100424/sha1004240504011-n1.htm 台湾のプロ野球八百長事件で、賭博罪と詐欺罪で起訴された元阪神投手の中込伸被
告(40)は23日、台北県板橋市の裁判所で開かれた初公判で、起訴内容の一部を認
めた。台湾の中央通信社が伝えた。
起訴状によると、台湾の球団「兄弟」の監督などを務めていた中込被告は、賭博グル
ープの要求に応じ、2008年から09年までの5試合で八百長に協力する投手を登板さ
せるなどし、計150万台湾元(約450万円)を受け取ったとされる。
初公判で中込被告は、このうち09年9月の1試合で八百長に協力、20万台湾元を受
け取ったことを認めた。
ただ、八百長に協力したのは、暴力団に脅されていた選手を助けるためだったと弁明
し、積極的な関与は否定。「罪を認めて、早く日本に帰りたい」と語ったという。
中込被告は1988年、甲府工高(山梨)などから阪神練習生を経て、ドラフト1位で阪神
に入団。通算成績は182試合に登板、41勝62敗2セーブ、防御率3・74。2002年に
台湾の「兄弟」に移籍し、05年限りで引退。07年オフに同球団の投手コーチに就任、0
9年5月に監督へ昇格していた。