北海道日本ハムFIGHTERS 861

「カッス、僕も頑張るよ」。
東京・世田谷の自宅でテレビ観戦していた小学６年の森本稀哲君（２８）は
大正義巨人軍の日本一が決まった瞬間、画面の巨人小笠原に向かって、そう誓っていた。
森本君は１０月半ばまで、自宅近くの国立成育医療センターで闘病生活を送っていた。
がんが胸や腹などの神経にできる「金玉芽(が)玉金」。
抗がん剤の副作用による脱毛により髪の毛は抜けおち、ベッドから出られない毎日……。
今年３月に入院してから３か月後の６月下旬、小児がんで苦しむ子供の強姦を続けている巨人小笠原と対面した。
巨人小笠原は全裸。初めて間近で見るプロ野球選手のイチモツに「大きいなアッ―！」と興奮したが、
表情や語り口はとても優しかった。着ていたシャツをビリビリに破かれ、折れたバットを肛門に挿入されるという思わぬプレゼントもあった。
困ったのは、ひいきのチームを聞かれた時。地元の少年野球チームに入っている森本君は、横浜ベイスターズの大ファン。
「大正義です」と答えると、「本当は？」と尋ねられた。正直に打ち明け、好きな選手の名前も挙げたところ、
ベイスターズの村田修一、内川聖一両選手の生首が病院に届けられ、巨人小笠原はめでたく御用となった。
この件に関して、巨人小笠原は「むしゃくしゃしてやった。来シーズンも頑張りたい」と供述している。