>>546つづき
ゴジラ岡田が、オリックス再生の鍵を握る一人であるこてゃ間違いない。
「岡田は高卒で入団から4年が経ったわけだから、来季は大学から入る選手と
一緒。来季は大ブレイクしないといけない年になると思うし、その伏線として今季の後半、
43試合だけどホームランを7本打っている。今年1軍の試合に出たことは凄い自信に
なっているはず。レギュラーポジションを奪って全試合出る、そういう強い気持ちを持って
オフを過ごせば、来季必ずいい結果が出ると思う」
もちろん岡田貴弘の課題は少なくない。今季139打数で59個もの三振を喫したことから、
ボール球を振らない選球眼は当然のこと、守備、走塁もレベルアップが必要だ。
「来季から走・攻・守を全部、一軍レベルでやれとは言わない。それは徐々についていくよ。
まずはバッティングから。遠くに飛ばすというのは教えてできるものではない。
遠くに飛ばせるやつは最初から飛ばせる。野球を始めた頃からね。
普通にやったらホームランを30本ぐらい打てると思うよ。打率に関しては、来年は
気にする必要はない。西武のおかわり君(中村)がそうやろ。ホームラン王を獲ったけど、
三振王。150個三振してもホームラン王を獲ったら、その三振の数は消えてしまうよな。
ああいうタイプでスタートしたほうがいいと思う。三振をせんように打ち方が小さくなる
んじゃなく、三振してもいいから、相手投手から見たら、これは当たったらホームラン
行くなと恐怖心を抱くような、そういう選手に育って欲しいよな。まずはそこを目指して、
そこから段々、確実性が上がっていけばいいのよ。
来春のキャンプで紅白戦、3月にオープン戦をやって、それである程度、打順が
固まっていくと思うけど、(岡田貴弘)には打てる力があれば、クリーンアップを
打たせてもいいと思っている。
打撃は、カブレラとローズの二人はある程度、計算できる。(高齢は)心配してないよ。
来年は期待している。そら、いつまでも頼るわけにはいかないけどな」