>>543つづき
「そろそろ(先発陣を)代える時期かもわからんな。下柳、安藤、福原。期待は
するんやけどな、開幕までは・・・ちょっとチームを変える時かもわからんな。41歳の下柳
以外は、そんな年齢やないんやけどな」
岡田監督は阪神では一軍監督就任前に、99−02年前に二軍監督を経験し、多くの選手を育ててきた。
藤川、関本、そして今岡。だが、その今岡が阪神が戦力外通告を受け、12球団合同トライアウトに参加した
ことについては、岡田監督は「さらし者にするな」と発言し、阪神球団に苦言を呈した。
また、マリナーズの城島が阪神に加入することにより出場機会が激減するであろう矢野について、
「矢野の来年が心配」だとして獲得に興味を示していると報じられ、阪神球団が抗議をしている。
いずれも古巣を心配しての発言だったが、騒動として大きく報じられた。
「別に苦言というわけではないが、(今岡には)引退するように球団が説得しなきゃアカンよ。
城島については彼が入って戦力的には絶対良くなる、強くなる。ただ、城島加入はいい目も悪い目もあると思う。
どっちに転ぶかやろうな。やっぱり1年間の長丁場でチームメイトとしてやるわけだから、
今までいたキャッチャーたちがね・・・矢野はもちろんだし、やっと力をつけてきた狩野もいる。
そのあたりの選手の気持ちを上手く配慮しないといけない。俺なんかはいつもそういうところに目が
行ってしまうんよ。上手いこと配慮できるんかな、と」
打撃陣もいつまでも41歳の金本に頼っているわけにもいかないが・・・
「それについては、何をしていけばいいのかは、真弓監督が決めていくことやから」
>>545つづき
・天性の飛ばし屋を発見
阪神での優勝経験は過去のこと。今はオリックスを再生させることしか頭にない。56勝86敗2分。
今季、最下位のチームの立て直しは決して容易ではない。
「阪神のときは二軍監督から上がってきたから、若い選手も全部わかってたいた。でも、今回の
場合はこんな急に要請を受けて監督になるとは思わんかったよ。なるとわかっていたら
オリックスの二軍の試合も見とったけどな。まだ手探りよ。それでもいい選手が多いし、力があるな
というのがこの一ヵ月の感想。思っていたより、いや思っていた以上よね。借金30も抱えるような戦力じゃない」
秋季練習を打ち上げた岡田監督は、来季に向けての確かな手応えを感じているようだ。
その岡田監督が、期待を寄せるのが来季5年目の「浪速のゴジラ」こと岡田貴弘(21歳)だ。
「岡田貴弘はボールの飛びが全然、違うよ。金本の全盛期はわからんけど、今の金本だったら、
岡田の方が飛ばすね。今まで見てきた選手の中でも一番飛ぶんじゃないかな。あの大きな体(186cm)
の割りにバッティングが器用で、ツボにハマらないと大きいのが飛ばないという感じじゃない。
難しいボールでも巧く打って遠くに飛ぶ。試合に出さんとあかんわな」