12球団合同トライアウト09総合part2

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入籍、12月出産予定「よけいにプロでやらないと」
星野八千穂(日本ハム・投手)
●戦力外通告に新妻と泣き明かす
「チャンスはたくさんもらったのに、マウンドで自分自身の弱い部分があったと思います。
1本ヒットを打たれたり、四球を出すとネガティブになっていましたから。それが、こうなってしまったんでしょうね」
 先月上旬に戦力外通告を受けた星野は、トライアウトに向け千葉県鎌ケ谷市にある日本ハム二軍施設で練習に明け暮れていた。
「とにかく今は練習をやるしかない。練習することで、すべてを忘れようとしている面もありますけどね。
その後のことを考える余裕などない。考えたくもありませんし」(星野)
社会人のJR北海道から05年のドラフト7巡目で日ハムに入団。2年間は二軍生活を強いられたが、
プロ3年目の08年3月に一軍デビュー。その年、中継ぎとして23試合に登板する活躍を見せた。
だが今季は開幕から再び二軍暮らし。結局一度も一軍昇格ができなかったため、戦力外になる危機感は持っていたという。
「もしかしたら、とは思いましたけど。でも、現実にそうなると全身の力が『ハァ〜』という感じで抜けていって」(星野)
10月2日、戦力外を正式に伝えられた夜には、昨年入籍したばかりの妻・亜美(つぐみ)さんと2人、涙が枯れるまで泣いた。
将来への不安、何より新妻のお腹に宿る第1子の今後を考えると涙が止まらなかった。
「出産予定は12月。たぶん男の子です。妻は今後について『自分の好きなようにやっていいよ』と言ってくれていますが、
子供のことを考えるとやはり……。余計にプロでやらないと、という気持ちが強くなっています」
37http://gendai.net/?m=view&g=sports&c=040&no=34702:2009/11/13(金) 14:35:43 ID:1l5FLkXY0
星野の持ち味は右腕から繰り出されるシュート。右打者の内角をえぐる切れ味には自信がある。だからこそ、「まだやれる」という気持ちが強い。
「直球の球威は140キロぐらいなので、あまり三振は取れない。でも、上(一軍)でやってみて、確実にシュートが決まると、内野ゴロを打たせられる。
だからあとはその精度でしょうね。左右、緩急を使っていけば抑えられるはずです。体や腕にも何の問題もありませんから。
それでもプロで残れないとなったら……、その時考える。それからはいろいろと考えなければならなくなるでしょうが、今は子供も生まれますからね」
頑丈な体を強調しながら、現役続行を願う星野。生まれてくるわが子のためにも弱音を吐いていられない。
◇1980年5月8日、長野県生まれ。180センチ、71キロ。右投げ右打ち。丸子実業高、岐阜聖徳学園大からJR北海道を経て、05年にドラフト7巡目で日本ハムに入団。
3年目の08年に一軍初昇格。一軍通算成績は23試合、2勝1敗、防御率4.94。今季年俸1000万円(推定)。既婚(夫人は妊娠中)。