◇中川裕貴(白組1番・左翼)
<9回、赤坂からバックスクリーン左に運ぶ本塁打。
7回には、清水昭信からも右中間に三塁打。
この日合わせて7塁打&3打点のデモンストレーション。
今キャンプはかなり大きめのオープンスタンスに取り組んでいる。
転機は昨年の秋季練習。左肩が内側に入る悪癖を見抜いた
立浪兼任コーチに『相手投手におまえの背番号を見せるな』と言われ、
肩が入るのなら、あらかじめ開いておけばいいと変更。
すると内角がさばけ、バットの軌道も驚くほどスムーズになった>
「立浪さんのひと言で考えが変わったんです」
<北谷で『ドラフト1位』の肩書をもつ10人のうちの1人。
才能はあるが、病院との縁が切れなかった5年間。
右肩にメスを入れ、リハビリを経た昨季、ようやく2軍で3打席。
今は違う。開幕28人を争うラインに立っている>
「去年の今ごろは1時くらいから
プレハブ(トレーニングルーム)にこもっていました。
日に焼けることすらなかったし、オレは何しに沖縄に来たんやろって…」
(中スポ)
◇荒木雅博
<紅白戦は欠席、9回赤坂と対する中川を見つめて>
「こいつがいつか内野に戻ってきたら、オレも危ないんだよなあ」
(中スポ)