うつ状態とまったく反対の症状が現れるのが躁状態です。
躁状態の時に見られる症状としては
爽快気分 生命力が身体全体にみなぎり、健康感に満ち、全てを楽観的に考え、
活動性が増した状態です。いくら働いてもつかれず、睡眠時間も少しで十分だと
感じたりもします。
観念奔逸 物事を考える過程が異常に亢進した状態です。
考えが次々と泉のごとく湧きだし、とどまるところを知らず、そのため、
話題は豊富となるが話の筋が脱線しやすくなります。
ダジャレや顔文字、おやすも〜などの意味不明な書き込みや語呂合わせが多くなり、早口にもなります。
行為心迫
>>16や
>>17にみられるように、次々に考えが思いつくので、次々に反抗に移す状態です。
軽症の時は、ドンドン仕事をかなしているように見えますが、
重症になると途中で仕事をほおり投げて次のことに移ります。
多弁・多幸 よくしゃべり、なんだか機嫌がいつもいいように見えます。
易怒性・易攻撃性 ちょっとしたこと(特に自分がこれからしようとすること
をとがめられたときなど)にすぐに腹を立て、罵詈雑言を浴びせたり、
暴力を振るったりします。
誇大的な思考 自分の能力を過大評価したり、さらに血統妄想
(自分の先祖は高貴で・・・)や発明妄想(大したもの作ってもないのに大発明だと騒ぐ)
が重症になると出てきます。
一見すると躁状態っていいように感じますよね。軽いのはいいんです、問題なのは重症例。
これがなぜ問題になってくるかというと、自信に満ちあふれているため、尊大で高慢となりやすく、
なんにでも手を出そうとして乱売浪費をします。重症の躁病では自己崩壊的に不健全なのです。
同時に、社会的信用も失います。