http://www.zakzak.co.jp/spo/2008_03/s2008032601_all.html オリ涙ぐましい営業努力実った…メジャー“裏”で盛況
オリックスは25日、今季から正式に本拠地となった京セラドーム大阪で開幕戦。
大阪市民デーと銘打っての格安チケット(500円)を販売、
さらに観客全員に帽子を配るなどの涙ぐましい営業努力でメジャーの“裏番組”としては
驚異的な3万4911人を集客した。昨年18%減の観客動員(113万余)からの脱皮へ、
弾みを付けるスタートを切ったといえるか。
現場は最下位、フロントは大幅な観客減との“十字架”を背負って、ともに今季は背水の陣。
コリンズ監督が「結果次第で覚悟がある」と大見えを切れば、フロントも
「カブレラ、浜中と注目の選手を獲得したし、ファンに喜んでもらえる野球で140万人以上を目指す」
と目標クリアに自信満々だ。
営業関係者の第一関門はこの日のドーム開幕戦だった。
昨年も宮内オーナーが臨席したが、空席の目立つスタンドに怒りをあらわにした。
「“これでも開幕戦か”と嘆かれて…。周囲はスタンド同様、水を打ったような静けさに」(球団関係者)
金も出すが口も出す絶対的なオーナーの天の声は球団内を震撼(しんかん)させたようで、
すぐさま営業対策が練られ、急遽(きゅうきょ)、前売りという形でチケットの“安売り”を始めた。
今季は、まず開幕戦をファンで埋めようと500円チケットと野球帽配布の作戦をとった。