★長文で好きな球団を語るスレ3★

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600代打名無し@実況は野球ch板で
本を読むことで知識やインスピレーションを得る行程は3段階に渡って行なわれると思う。
まず、第一段階は、その本の存在を知ることである。まだ手に入らなくても、そんな本があるということを知っただけでも、重要な情報と言える。
自分の専門と似た分野であれば、それが励みになるかもしれないし、悔しがるかもしれないし、
しかしどちらにせよその後の行動や脳内へ与える影響は大きい。
第二段階は、第一段階で存在を知った本を入手するまでの行程である。
多くの場合は、Amazonの「1-clickで今すぐ買う」ボタンを押すだけの簡単な作業だが、
絶版で中古市場でも数の少ない本は入手までの道程がけっこう長い。
ときには数年かかったりするが、その作業のなかで、目的の本の周辺にあるさまざまな情報が集まってきたりする。
さて、念願叶って入手に成功したとして、この段階では、まだ入手しただけであって、読んではいないわけだが、
すでに3段階の内の2段階を終えて、書物から得る経験の3分の2を得たと言っても良いだろう。
読まずに2/3とはいかがなものか、という感じだが、当然ながら資料として必要なときに即座に利用できるというアドバンテージもあるのだが、
内容の立派な本は存在自体がオーラを放っているため、放射されるエネルギーだけでも、
手にした者の脳内に少なからぬ変化を与えているのだ(出版物が豊富になったり、コピー機が発達したせいで、
買ったり複写しただけで安心して、読まずに放置されていくケースが多いという弊害も指摘されることがあるが、
得られるものの大きさを考えると、マイナス面は小さなものである)。
ここまではけっこうアクティブな行為である。
図書館に行って本探したり、人に聞いたり、本屋には最近行かなくなったが、ヤフオクなんかで買うのはスポーツに近いと言えなくもない。
国会図書館となると、実際に歩く距離だけ考えてもスポーツそのものかもしれない。
健康的で社交的な作業と言えよう。
しかし、いろいろ大げさなことを書いたが、やはり読まなければどうにもならんとは思う。