★長文で好きな球団を語るスレ2★

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214代打名無し@実況は野球ch板で
昨日のオールスターゲームで、オリックスの山本省吾がベストピッチャー賞を受賞した。
2イニングをパーフェクトに抑えての受賞である。
阪神の選手であったらスポーツ紙の見出しを大きく飾ったであろうが、普段オリックスの記事を比較的大きく扱っている
スポーツニッポン関西版でさえ、記事らしい記事になっていなかった。(もちろん清原の一軍合流の記事は大きかったが)
山本はここまで7勝2敗の好成績。防御率3.05でこれはリーグ6位だ。防御率ベスト10の中ではスウィーニーに次いで三振が少ない。
トップの杉内が151個をとっているのに対し、その半分以下の64個である。
その代わり四球を出した数は18で、これはベスト10の中では最少である。
いかにコントロールよく投げて、打たせて取っているかがわかる。
さて、山本は球宴の中で、今はやりの「駆け引きなしの直球勝負」を仕掛けることなく、普段通りのピッチングを行った。
球をコーナーに散らし、緩急をつけて打者を打ち取る。その結果2イニングを6人で抑えた。そこには何の派手さもない。
賞をもらったとはいえ、一夜にしてスターになったというわけでもない。
昨日登板したセ・パ合わせて11人のピッチャーの中で、最も年棒の少ない投手がささやかながら輝きを放ったという事実が残っただけである。
しかしオリックスファンにとって、本拠地での球宴でオリックスの選手が輝きを放ったことは喜ぶべきことだろう。
スタメンマスクの日高が2本のヒットを打ち、守護神加藤が9回表を3人で抑えてその裏のサヨナラ勝ちを呼び込んだ。
たとえ紙面を飾れなくとも、これらのことは素直に喜びたい。
五輪には誰も選ばれなかったが、オリックスにもこんなにいい選手がいるんだよということを世間に示せたのではないかと思う。
現在オリックスの先発の柱は、この山本と金子、小松の3人であることは間違いない。
近藤がそれに少し遅れてついてきているといった印象か。防御率でいえば小松がリーグ5位の2.69、金子は15位で3.87。
勝ち数は3人仲良く7勝である。今の段階では誰がもっとも優れたピッチャーかをはっきりさせるのは難しい。
首脳陣の中ではどうも金子の評価がもっとも高いようだ。後半戦の開幕も金子でいくことだろう。
私も金子の最近のピッチングは安心して見ていられる。表情にも余裕が出てきたような感じがする。