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テレビを見ていると大矢ちゃんが帰ってきた。
すごい落ちついているので「大矢ちゃんどうしたんだ?」と聞くと
「また、負けちゃった。ヒューズを出して。」って。
大矢ちゃんは今にも辞めそうな感じだ。俺は、
「まだシーズン終わってないじゃないか。最後まで全力出そうぜ。な?
それに大矢ちゃんはヒューズを信じて出してるんだろ?最後まで信じてやろうや。」
俺がそう言ったら大ちゃんは大笑いした。俺は頭をポカポカしてやった。
大矢ちゃんは反省心が出たのかいつもより多めに焼き茄子を作った。
今日の焼き茄子はちょっとしょっぱいな。
それだけかも
暑い夜、扇風機の前でくつろいでいたらピンポンが鳴った。
ドアを開けてみるとそこには土鍋を持った大矢ちゃんがいた。
どうやら今晩は漏れに鍋を食わせたかったようだ。
もう晩飯を食べたと告げると大量の食材と鍋を置いたまま
大矢ちゃんは舌打ちしながら帰ってしまった。
先に連絡ぐらいよこせよと思いながらも
暑苦しい夜風に耐えながら帰る後姿を見ていられなかった。
そんだけ。
仕事を終えて家に帰ると、なぜか大矢ちゃんがおでん鍋の用意をして待っていた。
「あついから一緒に食べよう」と言うので、
俺は「ちゃんと勝ってくれたらいつでも食うよ」と応えた。
大矢ちゃんはうつむいて鍋を見つめたまま、
「うん、明日は勝つよ。月曜日だから」と震える声で呟いた。
鍋の中にぽとりとタバスコの水滴が落ちてた。一粒、二粒。
俺は黙って箸を取り、鍋をつついて、大矢ちゃんの取り皿だけに山盛りにしてやった。大矢ちゃんは凍りついた笑顔だった。
大矢ちゃんに食べさせた鍋はからかった。
それだけ。
外は雨が降っている やみそうな気配もない
窓から外を眺めているとふいにドアをノックする音が聞こえた
ドアを開けるとそこにはずぶ濡れになった大矢ちゃんが....
「来ちゃった....」
その後はご想像にお任せします
今日も大矢ちゃんと一緒に横浜ベイスターズ゙を見ていた。
大矢ちゃんは本当に野球が好きなのかな。
俺が先発と中継ぎ投手どっちを重視してるのかと聞くと、
「どっちもマシンガンしてるよ。頑張ってる姿が好きなんだ」
と少し照れながら言った。
俺は黙ってビールを呑んた。
相手打者の打球とポールが激突したシーンでは、
「大丈夫かな、大きな失点じゃないといいね。みんな元気で野球してほしいね」
と大矢ちゃんはちょっと悲しそうな顔で呟いた。
「大矢ちゃんの采配が悪いんじゃないか?」
そう俺が言うと、大矢ちゃんはぷるぷると首を振った。
「みんな一生懸命やってるんだ、誰も悪くないよ。僕はみんなをマシンガンしてるんだ」
大矢ちゃんのメガネは曇っていた。ビールを呑む俺がゆがんで写っていた。
それだけ
「今日の先発投手は多田野だよ」
いつものように大矢ちゃんが満面の笑みを浮かべて那須野を持ってくる。
「だからさ、大ちゃん。那須野だって。何度も教えただろ」
「う、うん。ナ、ナー、ナダノ」
言えないのかな。俺は不思議に思いながら大ちゃんを見ていた。
「ア、アー、ナスノ。オシマイ」
大矢ちゃんの大きな眉毛が、だんだん悲しそうに垂れてきていた。
「もういいよ。早く投げさせようぜ。肩が冷めちまう」
明夫が横から口を挟んだ。
「う、うん、そうだね、熱々の継投たのしいもんね」
嬉しそうに笑う大矢ちゃんを見てると、
多田野でも那須野でもどっちでも良く思えた。
火傷するほど熱い那須野、湯気の向こうで大矢ちゃんのメガネが揺れていた。
それだけ
9 :
代打名無し@実況は野球ch板で:2008/07/20(日) 17:25:13 ID:tZatpTMn0
ヽ ,,,,,,,, ;;,;;;;;;;;;;;;;,,,/ ヽ /|
フヽ_ ∪"'=,,,,;;;;;;;;;;/ 丿 | !-,,,,,____,,,,--;;;フ=|\_WW/ |WWWWWWWWWWWWW/
彡>;,,,,__..│ / 丿 |;;;;;;;;;;;;;;ン-彡彡=|≫ 極地法など ≪
ノ 「,二,,""" 彡|≫ 登山家の恥だっ! ≪
__,,,-‐`゛ V、 '''ひ`=-,,,_ノ_ ≫ ≪
ヽ\,,,_ .丿 |/MMMMMMMMMMMMMMMMM、\
.│ ゛゛゛~ ノ
-‐-ヽ . | ヽ 丿/ 中国山岳部隊の燐隊長が>>9に単独登頂したぞっ
\ ,,___ | / / >>1ようこそ、白龍の地獄へ!
// /r′ / │ / :
>>2共産党は仏より上にあるのさ。
/ ( t;;--;;,,_. ..、 .| ./ :
>>3チョモランマをお前の白い墓標にしてやるっ!!
~ ""` ^''''_.丿 ./ :
>>4アルパインスタイルなら七日まで生存できる
,r'′ ̄ ''ヽ ,,,,ノ/ : |
>>5いいか、水分は一日四リットル必要だ
,, ,__,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,、 ‘ / ./ ; |.
>>6七千超えたら意識が弱まる。気を引き締めろ!
‖ ( `゛‐-‐'、,,_ / ./ / /
>>7…眠れぬ絶望の夜を過ごしたか…
' ゛゛`=─--.,,,,,,_ ./ ./ ./ / / .
>>8未熟者めっ
゛'''' '' ' .' /
10 :
代打名無し@実況は野球ch板で:2008/07/22(火) 07:36:45 ID:J9WaHdSZ0
11 :
代打名無し@実況は野球ch板で:2008/07/24(木) 07:14:38 ID:8qTAy2uY0
夜、いつものようにゴミを出しに行ったら、電柱の下に大矢ちゃんがいた。
「寒くないの?」俺がそう言うと
「反省してるんだ、今日のこと…だからそっとしておいてよ。」と大矢ちゃんは言った。
しかし、そう言いながらも大矢ちゃんの目は笑っている。
やはり負けとはいえ相当軽いのだろう。
だからといってここで甘やかしてはいけない。
「そうか。頑張れよ。」
「うん。」
大ちゃんの頭を強くぽんと叩いて、俺は再び家への帰路を歩く。
帰る途中、何度も「くそが!」と大矢ちゃんの悪態を聴いた気がした。
そんだけ。
13 :
代打名無し@実況は野球ch板で:2008/07/26(土) 22:40:53 ID:NxclYTyx0
6
14 :
代打名無し@実況は野球ch板で:2008/07/29(火) 06:15:14 ID:Jmmp6o+D0
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|┃三 ''''''''''''´ '  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ - _ / 話は聞かせてもらった!
|┃三 _´ '´ ` 、 < 私をすぐ一軍に戻してくれ!
|┃三 . -=ニ7 / / ヽ \ \
|┃ / / ,/ /| { /| ∧ l! l ヽ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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代打名無し@実況は野球ch板で:
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|┃三 _´ '´ ` 、 < そんな時は私を使ってね(はぁと
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