☆☆☆横浜ベイスターズスレッドPart1327☆☆☆

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512代打名無し@全板トーナメント開催中
■内川、持ち味の積極性戻る
スタンドのざわめきも遠くに響く。明鏡止水の境地。内川は自然体で打席に立っていた。
初回、仁志の先制ソロの直後だった。カウント2-3。低めのスライダーに体がついていく。
快音を残し、打球は左中間スタンドへ。変化球をバットで拾うように運ぶ、得意の打撃だった。
規定打席に到達したのは今月8日。3割9分9厘でいきなり打率争いトップに躍り出た。
厳しくなるマーク。積極性が持ち味だが、
失速気味の交流戦終盤は「守りに入った。ボールを見ようとしていた」。
この日は違った。貴重な追加点打となった三回の二塁打は2球目をたたいた。
八回の二塁打は1打席目同様、追い込まれてから。「割り切って振っていけるようになった」。
かつてのドラフト1位も8年目。もとより技術は確かだ。
思い切りこそが序盤の好結果につながってきたはずだった。
試合前の打率は3割7分1厘。もう一度足元を見つめ直したという。
「シーズン終了時に規定打席に届いていればいい」。打席に立ち続けること。
つまり固執するのは一塁の定位置。
「もう明け渡すわけにはいかない。それは心に決めている」。
25歳の固い意志と戦う姿勢は、目標を見失いがちなチームの道しるべになる。
横浜には内川がいる。