【Bs】オリックス・バファローズ320【SKY】

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805代打名無し@実況は実況板で
先発転向の山本と小松が奮闘…巻き返しに期待

首位から7.5ゲーム差の最下位(28日現在)と苦しむオリックスの投手陣の中で、今季途中に中継ぎから先発に転向した左の山本と右の小松の奮闘が光る。ともに8試合に登板し、2勝0敗。
先発の穴を埋め、日増しに期待は高まっている。

 左腕の山本は石川・星稜高で95年夏に甲子園準優勝。慶大で全国制覇するなど経歴は華々しい。しかし、ドラフト1位で01年に近鉄(当時)に入団以降は7年間で10勝4敗2S。
主に中継ぎで56試合に登板した02年をピークに、昨年は19試合と出番が減っていた。

 転機は今月1日の西武戦。一回、1死も取れず降板した先発・光原の後を継ぐと、5回無失点と試合を立て直し、今季初勝利を挙げた。先発3試合目の23日の日本ハム戦で、
プロ初完投となる完封勝利。目立つの抜群の制球力。今季32回3分の1で、四球で歩かせた打者は1人もいない。近鉄で指導した日本ハム・梨田監督を「四球で崩れた以前とは別人」と驚かせた。

 一方の小松はJR九州から入団2年目。9日にプロ初先発を勝利で飾ると、16日のソフトバンク戦では完封まであと一歩に迫る好投で、連敗を5で止めた。
敗れた24日の日本ハム戦でもダルビッシュと互角に渡り合い、防御率1.85と好調を維持している。先発入りで配球に工夫。制球のいいスライダーで緩急をつけて投球の幅を広げ、脱皮しつつある。

 平野、デイビーの2本柱に復帰のメドが立たず、4連敗中のオリックス。開幕時に先発枠の構想から外れた2人は、今や巻き返しには欠かせない存在となった。【水津聡子】

http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=npb&a=20080428-00000083-mai-base