■今思えばすごかった野球界の出来事その３■

鉄平は神だと思っている。
7年ほど前の正月休みに両親と大分市の鉄平実家(もんじゃ焼き屋)に食べに行った時の話。
両親と３人で鉄平を囲んで食事をしているといきなり鉄平が玄関から入ってきた。
もんじゃ焼き屋に似合わない小物ないでたちで。
鉄平が「俺いつもの〜」と言って二階へ上がろうとすると、店内にいた高校生集団が「鉄平さん！」「鉄平さんかっけー！」などと騒ぎ出し、鉄平が戻ってきてくれて即席サイン会になった。
店内に13、4人ほど居合わせた客全員に店内にあった色紙を使いサインをしてくれた。
高校生達が鉄平の母校津久見高校のサッカー部だとわかった鉄平はいい笑顔で会話を交わしていた。
そして鉄平は「またな〜」と二階に上がっていき、店内は静かになった。
私と両親は鉄平の気さくさとかっこよさに興奮しつつ食事を終え、会計を済ませようとレジに向かうと、店員さん（鉄平兄）が階段の上を指差しながら「今日のお客さんの分は出してくれましたから。また来てくださいね」と。
あれには本当にびっくりした。