【清原KY原】夕刊フジの江尻って…43【マキシマム17勝】

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830代打名無し@実況は実況板で
□メジャーから学べ、セ・パ首位監督の共通点とは…
「目線が低くなり、勉強になる」
(5月24日13:52)

6月下旬まで続く交流戦が終わった時点でも阪神、西武というセ、パの首位チームの勢いは止まらないのか。この約1カ月間、阪神・岡田、西武・渡辺両監督の手腕が改めて問われる。
早大出身で監督5年目、50歳の岡田監督。前橋工出身、監督1年目の42歳の渡辺監督。現役時代、野手と投手という違いがあるが、共通点もひとつ。2軍監督を経験しているということだ。
(夕刊フジ編集委員・江尻良文)

メジャーリーグの監督になるには、マイナーリーグの監督として実績を積む必要がある。サバイバルの勝利者が最高峰のメジャー監督の座へ。

「マイナーで自分が育てた選手を引き連れてメジャーに上がることで、チームを変えられる強みもある」とメジャーリーグウオッチャーは強調する。
「ナベQ(愛称)で大丈夫か」と不安視されていた"ルーキー"の渡辺監督が、若返ったチームを率いてパ・リーグの首位を走っているのを見ると、なるほどと思う。
阪神・岡田監督も、かつて野村監督、星野監督の時代に2軍監督を経験している。

一方、SB・世(ryはこう語った。

「巨人監督になる前に助監督を3年やったけど、正直言って勉強にはならなかった。自分でサイ配をふるうわけじゃないからね。
『この場面なら藤田さんはどういうサインを出すかな』と考えるだけだもの。2軍監督をやれば、実際にサイ配をふるうわけで、失敗しても勉強になる。1軍と違って失敗も許されるからね」

また、巨人・終(ryも「オレの時は川上さんの後の監督という路線を敷かれており、周囲の状況が許してくれなかったが、できれば2軍監督を経験したかったよ。
若い選手と泥まみれになって、1から野球に取り組む。指導者としてこんな貴重な体験はないだろうからね」と述懐。

2軍監督経験者のOBたちも「技術が未熟な2軍の選手を教えると『なんでこんな簡単なことができないのか』という思いが消えて、目線が低くなり、
『こういう基本から教える必要があるんだ』と納得できる。本当にいい勉強になる」と口をそろえる。

現役時代のネームバリューで監督にする古い体質を捨て、2軍監督として成功すると1軍監督に昇格する-メジャーのような指導者育成制度が、日本球界にも絶対に必要だ。