【清原KY原】夕刊フジの江尻って…43【マキシマム17勝】

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479代打名無し@実況は実況板で
□混パ泥沼「外弁慶」目指せ…楽天筆頭に仲良く負け越し

(4月25日13:26)

内弁慶は何も楽天に限ったことではない。オリックスを除く他の4球団も同じだ。いくら「ホームチームが有利」が常識とはいえ、パ・リーグには奇妙な現象が起こっている。(夕刊フジ編集委員・江尻良文)

「それにしても今年のパ・リーグは極端過ぎる」とある放送関係者が首をひねったが、それも無理はない。楽天の10勝1敗をトップにロッテの10勝4敗、続いて西武の9勝4敗1分、日本ハムの10勝5敗、ソフトバンクの9勝6敗。オリックスだけが例外で5勝8敗と負け越している。

内弁慶自体は決して悪いことではない。それどころか、地域に密着したパ・リーグのフランチャイズ制度が根付いた証明だ。選手たちのヒーローインタビューでも、必ず地元ファンの熱い声援に対する感謝の言葉が出てくる。
内弁慶ならわがチームの勝利に酔いしれ、ファンが球場へ足を運ぶ回数が増えるだろうし、ビールなどの売り上げも上がり、営業的には万々歳だ。が、問題はどこの球団も一歩家を出ると大きく様変わりしてしまうことだ。

「弁慶さんを仙台に置いてきてしまったわ」とは、ロードで一転して3勝12敗の楽天・野村監督のボヤキ節だが、他の4球団も同じだ。ひとたびホームを離れると、からきし意気地がなくなる。ソフトバンクが4勝9敗、ロッテは5勝9敗。
西武と日本ハムも5勝7敗、5勝7敗1分とそれぞれ負け越している。ちなみにオリックスは6勝9敗。外弁慶はゼロだ。だからこそ前代未聞のダンゴレースになっているともいえる。

「われわれがプレーしているころはホームとかロードとか考えたことはなかったけどね」とSB・世(ryも首をかしげる怪現象。昨年のデータを見ても今季の異常ぶりがよくわかる。

リーグ連覇した日本ハムなどはホームで39勝30敗の勝率.565、ロードではそれを上回る40勝30敗の.571という好成績を挙げている。2位のロッテはホームで40勝26敗の.606、ロードでは36勝35敗の.507。3位のソフトバンクもホームで39勝32敗の.549、ロードは34勝34敗の5割。
上位3球団はロードでも負け越していない。

現在のダンゴレースから抜け出すキーワードは「外弁慶」ともいえる。ロードにも強くなることが、混パを制する決め手になる。