08/02/15(金) NHK てれまさむね内
テロップ『レベルアップ 2年目の挑戦』
全て、記者のナレーション。映像は、一日に久米島入りしたときの、「マー君マー君こっち
向いて」とカメラを持つファンに、その前を歩いていくスーツ姿の田中と、久米島の海。
「今月一日から行われている、プロ野球楽天の春季キャンプ。」
映像は、球場でアップしてる田中および、投手3人(片山、松崎、田中)でダッシュしてる
ところ。
「なかでも注目を集めているのは、二年目のエース、田中将大投手です。『昨年以上の自分』
を今シーズンの目標に掲げた田中投手、自分の課題に向き合う日々を送っています。」
映像は、報道陣越しから見える、ブルペンでの田中の投げ込み。
「一番の課題として取り組んでいるのが、ストレートの質の向上です。目指すのは、バッター
がくると分かっていても、打てないストレート。」
田中:速けりゃいいってもんじゃないですし。…ま、速いに越したことないすけど、
やっぱりそういう、キレだとか、伸びだとか、まそういうフォームの、やっぱり投げ方だ
とかっていうのもあると思うんで。
真っ直ぐが、よくないと、他の球種も、生きてこないと思うんで。やっぱり基本は、
真っ直ぐだとは、思います。
映像は、室内練習場での筋トレと、おそらくシャトル・ランしてるところで、それを終えて
バテてる田中。
「分かっていても打てないストレートを目指し、まず取り組んだのが下半身の強化です。
去年の秋から徹底した走りこみと、ウエイト・トレーニングを繰り返してきました。」
映像は、ブルペンでのセットポジションからの投球動作。
「去年の自分を超えるためのもうひとつの課題、それは投球動作を早くすることです。去年
リーグ最多の28盗塁を許し、セットポジションからの投球動作の遅さが指摘されてきました。」
映像は、画面を2分割し、去年と今年のセットポジションからの投球動作を流し、今年が
早くなった証拠として見せている。紀藤コーチとブルペンで話ししているところと、
クイック・モーションの練習。
「ブルペンで繰り返し、セットポジションからの投球を練習してきた田中投手。去年に
比べると0.1秒早くなったと言われています。クイック・モーションを身につけることで、
ランナーを牽制する以外にも、大きな効果が得られると田中投手は考えています。」
田中:早く投げれてんであれば…、ま精神的なところで全然違うと思いますし。そういう
クイックがあるんだったら、バッターに、もう少し、気持ちがいくんじゃないかなっと思います。
映像は、11日の紅白戦でマウンドに上がる田中。
「今週月曜日の紅白戦、今年初めての実践のマウンドです。ストレートとクイック・モーション、
練習の成果はどう出るでしょうか?」
映像は、1塁に渡辺直をおいて、バッター枡田での、田中の投球。
「ノーアウトランナー1塁。いきなりセットポジションでの投球です。クイック・モーション
を意識しすぎたのか、ストライクが入りません。
映像は、田中の投球で、枡田が空振りし、キャッチャー井野が2塁に送球するが、
1塁ランナー渡辺直は2盗成功。ネット裏の野村監督の表情も。
「そして、変化球でストライクを取りに行ったところで、盗塁を許します。」
映像は、草野をショートゴロ(ボールは塩川・河田と渡って)に仕留めてダブルプレーと、
山下を見逃し三振とし、マウンドからベンチへ戻る田中。ベンチ前ではちょっと顔を
しかめるような表情も見せた。
「しかし、ランナー1、2塁としてからは、見違えるピッチング。力強いストレートで
ダブルプレー。次の打者もストレートで三振。2イニングを無失点で抑えた田中投手。
ストレートの力を見せつけたものの、クイック・モーションには課題を残しました。」
田中:まだまだ、だなって部分も、えー、あったんで。まそれは、次ーの試合では、ま、
よくはなるとは思うんで。しっかりと、それまでにー調整して、また次に向けて、
しっかりとやっていきたいです。
野村監督:今年のテーマは、『ストレートに磨きをかける』っていうかね。良いストレート
が投げれるようになればね、『(エースの)出来あがり』。”2年目のジンクス”も
どっか飛んじゃうでしょ。
映像は、松崎と一緒にランニングする田中。走りながら何か(おそらくコーチに名前を
呼ばれると返事をすることになっていると思われる。松崎が名前を呼ばれて「はい!」と言い、
そのあと、「田中ー」と呼ばれて、田中が「イエッサー!」)叫ぶ田中。
「田中投手は紅白戦のマウンドを降りると、すぐにランニングを行いました。
盗塁を許さないクイック・モーション、分かっていても打てないストレート。
『去年以上の自分』を目指し、春季キャンプはいよいよ終盤に入ります。
FIN