【2007年】公示・故障者、引退、解雇、移籍情報 20
808 日刊記者 ◆zAgLUjlGGE sage New! 2007/12/09(日) 18:42:14 ID:yKyQ9MkHO
巨人に先発右腕の大黒柱が加入する。
ヤクルトを自由契約となったグライシンガーとの契約交渉が、9日までにほぼ合意。
契約の詳細を詰める作業が残っているが、今週中にも正式決定できる運びとなった。
今季の推定年俸4600万円のグライシンガーに対し、巨人は極めて現実的な条件提示をし、
誠実な交渉を重ね合意に至った。
2年契約で、契約金、出来高払いを含めた年俸総額は5億円程度で収まるものと見られる。
国内では阪神とソフトバンク、メジャーでも獲得へ興味を示す球団があると伝えられた。
今月に入り今季年俸の10倍以上、2年10億円をめぐる攻防になると見る報道もあった。
だが現実は、日米を巻き込んだマネーゲームの争奪戦には至らなかった。
飛び交う情報に踊らされない巨人の調査力、交渉力が実を結んだ。
今季5年ぶりリーグ優勝を果たしたが、
先発投手で年間通しローテを守ったのは高橋尚、木佐貫、内海の3人だった。
夏場以降は中2日の登板を強いられるなど、決して盤石ではなかった。
グライシンガーは中4日の登板もこなせ故障もない。
今季リーグトップの209投球回を投げ、与四球わずか31。
抜群の制球力で大崩れする心配もない。白羽の矢が立つのも当然の流れだった。
実力は折り紙付きだ。来日1年目の今季、16勝でいきなりセ最多勝を獲得。
防御率も2・84と巨人高橋尚と最後までタイトルを争った。
自軍の攻撃時、ベンチで全配球をメモして自身の投球を復習する姿はおなじみ。
まじめで研究熱心な姿勢も申し分なく、チームに好影響を与えることは間違いない。
来季の巨人先発陣は極めて強固な布陣となる。エース上原の先発復帰は既定路線。
完全復活し12勝を挙げた木佐貫とグライシンガーで、右腕3本柱が形成される。
左腕は高橋尚、内海がローテ当確。
残り1枠を野間口、金刃、門倉らで争う超ハイレベルな競争となる。
上原に代わる守護神として、クルーンの獲得がすでに決定。
来季の日本一奪回へ、原巨人は死角なく補強を進める。