アイヌ
アイヌ民族は、日本とロシアにまたがる北方先住民族で、歴史的には本州東北部から北海道、千島列島、樺太(サハリン)を生活圏としていた。
現代においては北海道を中心に関東ほか都市部で生活を営んでいる。
ウタリはアイヌ語で同胞、仲間を意味し名称などで使用されるが、民族呼称ではない。
千島のアイヌは1875年の樺太千島交換条約後、その殆どが当地を領有した日本政府によって色丹島へ強制移住させられた。
樺太のアイヌは第二次世界大戦後にその殆どが当地を占領したソビエト連邦政府によって北海道へ強制送還されたが、
現在も樺太には少数ながら住んでいる。