【AP通信】ニコースキー4稿目【特派員】

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130代打名無し@実況は実況板で
4/22 東京で調子が戻ってきた

ホークスは東京でいい感じに盛り返してきた。イーグルスにはやられまくったが、東京ドームに
乗り込んで、ファイターズに圧勝した。うまいこと軌道に戻れば、これから走っていけるだろう。

この10日間で9試合のロードがようやく終わった。4勝4敗1分だった。それよりも、我々は
家に帰れるということが嬉しい。私が野球をやっていて辛いことは、遠征が多いことである。
私は家に帰り家族に会えるのを楽しみにしている。たとえそれがほんの数日のことであってもだ。
5月はいい月だ。2週間に渡って、ホームで戦うことができるからだ。

東京は楽しかった。日本に来て以来4度目になるが、東京ドームでプレーするのは初めてだった。
東京ドームを見て、私はミネソタのメトロドームを思い出した。メトロドーム同様白く光る天井で、
フライが上がると見づらいのだ。人工芝は新しく、あたり一面使用されており、私にはプレーしやすい
ものだった。球場内は狭くホームランが出やすいが、これは日本のどの球場でも言えることである。

ファイターズの監督はトレイヒルマンで、日本で5年監督をやっているアメリカ人である。彼は
チームを率いて昨年ついに日本一になった。このことは彼が日本にやって来たときのチームの
状態を考えると非常に注目すべき点である。

トレイは本当にナイスガイである。漢の中の漢ってところか。ぜひとも彼のために働きたく
なるようなやつである。トレイは快く私とバックとアダムを夕食に誘ってくれた。
我々はトレイとヘッドコーチのデーブに東京ドームそばのババ・ガンプ・シュリンプで会った。
楽しいひと時だった。選手であれ監督であれ、別の外国人と会うのは嬉しいことである。できれば
いつもそうありたい。小さな社交クラブのようなものである。1チームには4人までしか助っ人が
所属できないが、私の経験から言えば、お互いを把握することですべてがうまく行くと確信している。
131代打名無し@実況は実況板で:2007/04/23(月) 13:14:25 ID:AYB3qxjJ0
ディナーに行く道すがら我々は珍しい体験をした。ホテルを出たところで、二十歳くらいの若い
女性が二人、我々のうちの3人がホークスの選手だと気がついた。彼女らの興奮と言ったら
これ以上のものはない。すぐさま立ち止まり、我々が歩いているところへ駆け寄ってきた。
一人の女性は、本当にどうしていいか分からないといった態で、口を押さえながらありえない程の
高音のサウンドを発し始めた。

私が野球をやってきてこのかた、このような経験などしたことがなかった。多くのファンに会い、
たくさんサインをしてきたが、このような反応は初めてである。彼女が呼吸できなくなるのではと
少し心配になった。

我々が数百フィート離れてから、彼女らは意を決して我々を捕まえてサインをお願いしてきた。
やっとしゃべれるようになったようである。

日本のファンに関して素晴らしいことのひとつは、彼らが非常に敬意を表してくれることである。
彼らもアメリカのファンと同様エキサイトだが、決して一線は越えたり、不快にさせたりすること
はない。アメリカでは、人々が選手のプライバシーをまったくぞんざいに扱うことがある。このよう
な一件があると、選手がファンにサインをしたくなくなるのである。このようなファンとの嫌な経験は
ご免被りたいものだ。