@道スポ 抜粋
2板かにゲーム差ゼロ
○江夏に並んだマイケル34セーブ
「ピッチャー武田久に変えましてマイケル」
チーム72勝目はいつものアナウンスで始まった。
今期56試合目に登板したマイケル。3点リードのなか走者二人と一発同点の場面で後続を立ちゲームセット。
「江夏さんは有名で、凄い投手と聞いている。記録に並んだのは光栄」汗びっしょりにかいたまま、伝説のストッパーに並んだ感想を口にした。
「記録のことは意識しないようにしたけれど、マウンドの上では違うね」
午前中福岡を立ち神戸入り、宿舎に寄らず球場に入った。更に試合も3時間45分に及んだ。
「一日がとても長かったですね」
いいピッチングをする影には「リラックス」するしかないとマイケル。
「状態が良いとか悪いとか言っていられない。マウンドに立ったらただ抑えるだけ」
母国で夢を追いかける。オーストラリアで最初に目指したのは大リーグだった。03年にメジャーデビューしミネソタ、トロントと渡り歩いた2年間。
ついに白星を得ることは出来なかった。
「日本に来るチャンスをもらえて、今は非常に充実している。アメリカではノーチャンスだったからね」
マイケルのカーブはドジャースのハーシュハイザーをまねて作ったものだ。
そしてもう一人マイケルに影響を与えたメジャーリーガーは野茂だ。
マイケルは部屋に野茂の答申出しのポスターを飾っていたくらいの野茂ファン。
一人でメジャーに乗り込み旋風を巻き起こした野茂を尊敬している。
「野茂は日本人としてメジャーで通用することを証明してくれた」
異郷の地で活躍する姿は、今のマイケルと重なる。
○武田久ホールド王確定
武田久が二つの勲章を手に入れた。
まずは8回のマウンドに登り今期68試合目に登板。
シーズン最多登番の球団記録。
そしてその会を一安打無失点に抑えホールドポイントを41にとした。
現在26ポイントのロッテ薮田が全試合でホールドしても武田を上回ることは出来なくなり武田のホールドタイトルが確定した。
大学社会人を経てプロ入りしたころは10年間プロで活躍することが目標だった。
だが、右ひざを故障し、技術的にも試行錯誤する中で意識は変わった。
続
@道スポ 抜粋2
大学社会人を経てプロ入りしたころは10年間プロで活躍することが目標だった。
だが、右ひざを故障し、技術的にも試行錯誤する中で意識は変わった。
「そんなに甘くない30歳まで目一杯できればいい」
結果、短い期間でも光り輝きたい。自分を厳しく追い込んで今の地位がある。
後2面以降はお昼休みに