110 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/10/05(木) 19:09:05 ID:CaVnEUgO0
保守
捕手
ほしゅる
萱島…中林…ウワアアァァーン
。・゚・(ノД`)・゚・。
114 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/10/07(土) 13:35:20 ID:J5fWMuCcO
捕手
捕手
116 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/10/08(日) 12:19:38 ID:jFSaz4NQO
保守
117 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/10/08(日) 23:38:41 ID:jFSaz4NQO
保守
もう中日の優勝決まってんのに
「阪神が粘ってもしかしたら逆転優勝!?」
みたいな報道で関心を持たせようとする策略もうやめようよ。
見ててバカらしいよ。
119 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/10/09(月) 15:55:04 ID:HnlmSB6lO
保守
>>84 138.can't take it with you.
「おおい!」
画面内が白く染まると同時に、壁の向こう、そう遠くない室外から轟音が響いた。
爆音という名の轟音が。
「ヘリコプターが……!」
「分かっとる!」
思わず椅子を蹴り倒して声を上げた平田勝男が、画面を口を開けたまま凝視して
いると、平塚の悲鳴が耳に届いた。
「やったのはどこのどいつだ!? あっ! クソ!」
それを苛立たしく一蹴し、画面をスイッチしようとして、ノイズに覆われた灰色
の映像に舌打ちする。
見ると現場付近を映していた複数の画面がことごとく暗転し、不快なノイズの海
を映し出していた。
今の衝撃で、周辺の監視カメラが数個、壊れたらしい。
レーダーと併せ見て確認できないこともないが、そんな面倒くさい作業は後回しだ。
「こんな不祥事、監督に何言われるか……」
よりにもよって、総監督が退席している間の事件発生だ。近々ヘリコプターが来る
予定なのは知っていたが、二日目の午前に和田達がやって来た時も何事もなかったので
油断していた。どうせならその時に撃ち落としてくれれば手間が省けて良かったものを。
「岡田監督には――」
「知らせるな! いや、知らせなくていい。問題ない、あれさえあれば――」
問題ない。平田はその言葉を自分に言い聞かせた。
何とかもみ消したい。早急に、内密に、かつ円滑にだ。
ヘリが撃墜された事実ばかりはどうにもならないが、それ自体はたいした問題
ではない。
こちらの本拠地の中枢部、つまりこの部屋のシステムに損傷を与えられない限り
は、いくらかかったのか知らない私用ヘリコプターがへしゃげようが、見知らぬ乗務員
が巻き添えを食らって死亡しようが、このゲームには何の影響も与えないのだから。
問題はプロジェクトDに必要不可欠な物資の輸送が中断されたことだ。あと、周辺
のカメラが数個壊れてしまったのも若干問題と言えば問題だが、黙っていればばれない
かもしれない。
現在、岡田総監督は仮眠中、他の面子はそれぞれの作業に当たっているはずだ。
やらなければいけないことは雑務も含めて山ほどある。人手が足りている方では
決してない。
岡田は今の爆音に気付いただろうか。寝るときは無音を好み耳栓を愛用している
男だから、気付いていないと願いたい。空気の読めない中西あたりががパニックを
起こして叩き起こしていないといいが……
ビービービー
「あーうるさい! こんな時に!!!」
古典的な表現方法として、頭を掻きむしりたい衝動に駆られながら、平田は通信
が入ったFAX台を睨み付けた。
「FAXかよ! 後でだ後で!」
喚きながら横槍に背中を向け、平田は壁に手をついて項垂れた。色々責任転嫁や
言い訳を湧き水のように考え出してしまう頭を叱咤し、今やらなければいけない対処
について思考をシフトする。
「輸送中のもので重要だったのはアレだよな?」
「アレです」
平塚が緊張の面持ちで頷く。アレがないと、岡田が行うと決めたプロジェクトが
立ち行かなくなる。そうなるとまずい。非常にまずい。あの男はやると決めたら何
が何でもやらなければ気が済まないのだ。
アレは無事だろうか。
万が一の場合に備えて、堅牢性や耐久性、機密性等に優れたケースに保管されて
いるはずだ。余程のことがない限り中身の安全は保証されている。
(あとは、ヘリコプターを襲撃した何者かに持ち去られる恐れか……)
「とりあえずアレだけでも回収しないと……!」
「今、あいつが動けるはずだな」
平塚も同じ思いだったのだろう。せっぱ詰まった声で口にした言葉を遮り、平田
は爪を噛んで思考を巡らせた。自分自身を落ち着けるように、極力、声のトーンを
落として呟く。
「あの野郎、もたもたしやがって……あれから何時間経ってると思ってるんだ。
そろそろ獲物を捕まえてきてないとただじゃ済まさんぞ」
八つ当たり気味に毒づき、ストレスを吐き出してから顔を上げる。すぐさま、
この場を任されている現場責任者としての対処案を提示した。
「平塚、秀太に今すぐ現場に向かって、アレを回収するように伝えろ。それから、
お前は秀太が戻り次第プロジェクトDを実行できるように準備に取りかかれ」
「はっ!」
敬礼の姿勢で応えた平塚が、すぐさま通信用デスクに駆け寄り秀太に指示を出す。
その様子を横目で眺めながら、平田は中央の椅子に腰を掛けて脱力した。
「まいっちゃうよも〜」
世にも情けない泣き言を漏らし、天井を仰ぎ見る。
「ここんとこ全然寝てないのに……」
重い瞼を擦りながら、今回の大惨事の事後処理を考えると、泣きたい気分になって
くる平田だった。
「この分じゃ今日も睡眠取れずかなぁ」
参加者達がぱぱっと殺し合いをしてささっと終わらしてくれれば良かったのだが、
もたつき出したために監督がプロジェクトDの始動を言い出したのがそもそもの
ややこしいことの始まりだ。
しかも監督が仮眠中で全指揮を任されている間に、プロジェクトに必要なアレを
運んでいたヘリコプターが撃墜された。
「怒られるかな〜」
デスクに張り付いている平塚が応える様子はない。平田の独り言に等しい問いかけ
は空中で勝手に分解され、物々しい空気の漂う室内に霧散する。
「怒られるよなー」
自明の理を自問自答し、平田はがっくりと肩を落とした。
「ふぁー……」
いつまでも砂嵐の画面を眺めていると妙な眠気が襲ってきて、平田は欠伸を堪え
ながら今後の対応について頭を捻った。
ここでの監視が最優先任務である以上、平田は指示は出せてもここを動くことは
出来ない。
アレが無事であることを祈りつつ、秀太が上手いことやってくれることを期待して
待つしかない。
モニター前の椅子に座り、平田はぼんやりと灰色の画面を眺めていた。
十分に湿気を含んだ森は、突然の発火物の到来にも、その炎を必要以上に燃え広がら
せることはなかった。
もうもうと煙を上げながらも、エンジン不備を起こしたヘリコプターが引き連れて
きた炎は、次第にその火力を弱めていく。
(山火事にはならなくて済みそうだ)
懸念していたことだけに少し安堵する。だがそれで気を緩めている暇はない。十分
な時間を取り小火が収まるのを待って、ウィリアムスは墜落現場に近づき、慎重に
現場検証を行った。
爆発を聞いて誰か駆けつけて来る人間がいるかもしれないとも思ったが、今のところ
はその心配もなさそうだった。冷静に考えれば、大半の人間は危険そうな場所にあえて
近づこうとはしないはずだ。こちらも杞憂だったらしい。
爆風を浴びた顔がヒリヒリと痛んだ。火傷ぐらいはしているだろう。瞬間的に温度
の上がった周囲は、雨上がりの湿気を含みサウナのようなむっとした不快な熱さを
訴えていた。
様々な物質が焼ける異臭が鼻をつく。それに眉を顰めながら、ウィリアムスは吹き
出す額の汗を袖で拭った。
口と鼻を押さえ、ウィリアムスは沈火した地面に膝をついた。指先で触れると、
水分が蒸発し黒焦げた草の亡骸が乾いた感触を伝えてくる。巨大な鉄の塊に激突
された大木は見事なまでにへしゃげており、腰の曲がった老婆のように太い幹を
中程でへし折られて、その上半部分は見る影もなく至る所を炭木と化している。
そこに突き刺さるようにして動きを停止している鉄の機械は、戦争映画のワンシーン
のように力なくローターを緩慢な動きで回しながら、後部を中心に表面を黒く焦げ
付かせていた。悪臭を放つ黒煙を噴き上げ、己を破壊した者を呪っている。
この爆発では、恐らく中にいた乗務員は死亡しているだろう。奇跡的に一命を
取り留めたとしても重傷は免れない。
しかし何の因果かこの悪しきゲームに荷担している、見知らぬ搭乗員の身を慮る
だけの余裕はウィリアムスにはなかった。
これ以上ヘリコプターが無駄な爆発を起こす危険性がないことを確認して、すぐさま
機体周辺に駆け寄り、燃えずに落ちてきた書類を拾い集める。
ウィリアムスの目的はヘリコプターの破壊と、その乗務員の殺害ではない。
もしこのゲームに荷担する主催者の仲間が同乗していたとして、その人間の墜落死
は首脳陣へ一矢報いるという意味では効果的かもしれない。
しかし、『移動中の関係者が墜落事故で死亡』よりも、『運搬中のゲームに関する
何らかの重要な資料・手がかりの奪取』の方が、よりベターな収穫であるのは間違い
ない。
完全に消し炭になってしまった分は諦めるとして、ウィリアムスは短時間で回収
できるだけの紙切れを全て回収した。
しかし、ここで予想済みの問題が発生する。
これらの書類からこの八方塞がりの状況を打開するだけの手がかりを得ることが
ウィリアムスの目的だ。しかし――
ぎっしりと日本語で打ち込まれた書類。
勿論、ウィリアムスには読めない。
文書に混じって、いくつか図や写真が印刷されている用紙を見付ける。中には何か
の薬品や武器、よく分からない道具等の図解もあった。そのうちの一枚は、間違いなく
この島の地図だった。
これらが、このゲームについての何らかの書類であることは間違いない。
もしかしたらその中に、この悪魔のシステムを終わらせる重大なヒントが隠されて
いるかもしれない。
(これを八木さんに――)
それこそが、ウィリアムスが八木に協力を仰いだ最大の理由だった。
自分ではこの収穫を十分に活かすことが出来ない。岡田や平田を始め、今の首脳陣
のほとんどが英語を十分に理解しない。今回の襲撃計画で運良く何か資料を手に入れた
としても、それが日本語で記されている可能性は高かった。そうなると、彼だけでは
これ以上前のコマには進めない。
それにしても、最も危惧していた首脳陣による自爆装置の任意作動という制裁は
今のところ免れたらしい。本拠地に移動中のヘリコプターを撃墜するという大胆な
反乱行動に、彼らが死の制裁を加えてくる可能性は勿論頭にあった。
しかし、そのリスクを背負ってでも、動かなければ先に進むことは出来ない。死
を恐れてやがて来る死をじっと待つか、一縷の望みに賭けて自ら死地に飛び込むか
――ただ、それだけの選択だ。
(”Hope springs eternal."か――)
それは祖父が好んで使った言葉だった。希望は人の胸に永遠に湧き上がる。例え
望みは少なくても、叶わないことが多くても、人は諦めることなく希望を抱くものだ。
右から左に流れて行く程聞き飽きたその言葉に特別な思い入れはないつもりだった
が、思えば己の人生で大きな選択を迫られた時、突き動かしてくれたのはいつもこの
言葉だった気がする。
死んでしまえば終わりだ。死んだら何もあの世には持っていけない。地位も、財産も。
だが、生きている限り、如何なる最悪の事態に対しても解決策は存在する。
(生きている限り希望はある。そして、希望さえ忘れなければ生きていける)
何の気まぐれか生き延びることを許された奇跡に感謝せねばなるまい。ならば、
後は自分の命運を握る男達の気が変わるよりも先に、一刻も早くこれを理解できる
人間に託さなければいけない。信頼できる協力者に。
(あとは……そうだ、あれだ。)
散華した書類と同時に、墜落真際の回転翼機から飛び出した黒い物体。
(確か、こっちの方に――)
記憶を頼りに、それが落下したと思しき周辺を探索する。目的のものは思ったより
も早く見つかった。
それは黒いアタッシュケースだった。
直撃は免れたとはいえ、あの爆発を喰らい、表面に焦げたような跡が残るだけで、
何事もないように繁みに鎮座する黒い箱。その堅強さは尋常なものではない。
力を込めて留め金に手をかけるが、箱はピクリともしなかった。よく見ると、表面
に小さな数字が並ぶキーが付いている。
あの衝撃にも耐え、パスワードまでついているとなると開けるのは不可能だろう。
中身を取り出せない重い荷物を運ぶのは一件愚行のようにも思えるが、これがもし
首脳陣にとって大切な何かだとすると、それを紛失することは彼らにとって損害となる。
ウィリアムスは荷物を担ぎ直して南の山を見上げた。今は暗くて見えないが、体育
館側を向いた山の中腹に、展望台があるはずだ。そこに八木が無事到着し、彼の帰り
を待っていることを期待し、ウィリアムスは左手にしっかりと書類を握り締めた。
「――!?」
一歩目を踏み出したウィリアムスの足が止まった。
いや、足だけではない。
握り締めていた書類が手から滑り落ち、視界がぼやけ出す。書類を落とした原因
が、己の手が思うように動かなくなったせいだと気付いたのは、その場に倒れ込んだ
後だった。
急速に襲い来る、異常なまでの眠気。咄嗟に地面に爪を立て、痛覚で現実世界に
己を繋ぎ止めようと試みたがそれも敵わなかった。
誰かによって、自分は眠らされようとしている。
二度と戻れない永劫の闇の中に。
(頼む……もう少し……あの展望台までは――)
「shit...!」
呟いた罵声すら口内で掻き消え、ウィリアムスの意識は夜の闇へと堕ちた。
最後の瞬間、やはり響いたのはあの祖父の言葉だった。
『標的』を撃墜し、完全に行動停止したことを確認して十分に時間が経ってから、
田中秀太(背番号00)は慎重に繁みの奥から姿を現した。
先の爆発で急激に周辺温度の上がったその場にはそぐわない程固く強ばった顔で、
がっくりとその場に倒れ込んだジェフ・ウィリアムスの身体を凝視する。
握られた、ブローニングよりも更に小柄な、玩具のような拳銃――麻酔銃を突き
付けながら、一歩一歩近づく。
「やった……」
肩で息をしながら、秀太は小さく呟いた。上がった心拍数を抑えるため、ゆっくり
と、大きく呼吸を繰り返す。
先程の爆発が何者かによる、今後必要な物資を輸送中のヘリコプターを撃墜した
ものであり、その運搬途中にあった「あるもの」――それは黒いアタッシュケース
に入っているらしい――を拾って来いという実に小間使いのような命令をされたの
は、夜中に轟いた不穏な音に驚かされた直後だった。
余計な仕事を増やしてくれたものだ。回収しなければいけない物を、下手に持ち
去られたらやっかいだ。この足場も視界も悪い森の中を全力に近い形で走ってきた
田中秀太だった。
しかしそれとは別に、今こうやってジェフ・ウィリアムスを眠らせることが出来た。
爆発を頼りに、ここまで来るのに些か骨が折れたが、これは願ってもない僥倖だ。
これで、命じられた任務を達成できる。重苦しい責務から解放される。
手を伸ばせば届く所まで来て、ようやく秀太は銃を降ろし、無防備に眠り込むウィリ
アムスを見下ろした。
マシンガンを所持した外国人選手。
これほど殺人鬼役に相応しい人間もいまい。
秀太は自分の手柄を褒め称えた。
しかし、その裏に僅かな良心の呵責が心臓の裏側を蹴り上げているのも事実だ。
(これで……良かったのか?)
主催者の本拠地へと移動中のヘリコプターを狙うとは、よく考えたものだ。だが
それは同時に、彼にとって大きな賭だったに違いない。それこそ、己の命すらも賭
けるような――
命を賭して不条理な巨悪に立ち向かった男の希望を、自分はこうしてあっさりと
閉ざした。
(今更、何考えてんだか)
己の中の一瞬の迷いを一蹴し、秀太はその場に膝をついた。
神経を聴覚に集中させると、安定した寝息が聞こえる。彼をこのまま本部へと送
り込めば、自分の荷は下りる。
腕時計を付けた片腕を口元まで引き上げ、田中秀太は深く息を吸い込んだ。
さぁ――迷うな。
自分の中の、良心とは別の部分が厳かに囁いてくる。
――賽は投げられたのだから。
「捕獲完了しました。――背番号54。所持品マシンガンです」
『プロジェクトDEATH』
それは死神を喚ぶ呪文である。
【残り36人】
ジェフうううううううううううううううう
どうなったんだああああああああ
職人様乙です!
プロジェクトDEATHってー!!
こんなときばっか仕事早ぇな秀太…
職人様乙です
職人様乙です・・・!
ウボアァアアア何する気だ首脳陣・・・!
ウィル逃げて超逃げて!!!
132 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/10/11(水) 20:26:08 ID:X7h98Iod0
age
保守
134 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/10/13(金) 22:16:26 ID:qekrgUmsO
ほ
し
ゅ
137 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/10/15(日) 11:10:59 ID:Q8yYP7pSO
片
138 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/10/15(日) 20:15:39 ID:qG+dbY9s0
岡
乙
彼
様
で
し
ゅ
た
俺の峰夫が…
阪神辞めちゃったよ…
(´;ω;`)
え!男前の峰夫タンが・・・!
峰夫タン・・・!orz
どうでもいいが
>>139は漏れだぞ
151 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/10/19(木) 16:00:55 ID:d65t2oBh0
葛西タン&峰夫タンのその後は?
哀しいよ、峰夫タン・・・
オレの峰夫は何処へいってしまったんだ‥
ほしゅ
なんだなんだ峰夫ファンが集結してるのか!?ほしゅ
157 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/10/21(土) 10:19:20 ID:vUdRoSyrO
保守
158 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/10/21(土) 10:49:53 ID:Vkq7DnjZO
峰夫タン…
解説とかするのかな…
他チームでもいいからコーチしてほしい
159 :
代打名無し@実況は実況板で: