http://www.zakzak.co.jp/spo/2006_08/s2006081802.html 中日・落合監督がケガ人の公表を拒否している理由は、事の是非を別にすれば、明快そのものだ。
「相手に有利な情報をわざわざ提供することはない」
選手の故障箇所、原因、全治などを公表すれば、相手チームを利するだけ。
「要は、勝てばいいんだろう」という落合監督のオレ流の一環が、ケガ人情報秘匿だ。
が、是非論を問題にしたら、プロ野球の監督として一番大事な視点が欠落している。
プロ野球が成り立っているのは、高い入場料を払って球場に足を運んでくれるファンと、TV、ラジオで声援するファンによってだ。
プロである限り、「お客様は神様です」という言葉を忘れてはいけない。
ケガを公表するということは、心配しているファンへの当然のサービスでもあるのだ。
誰よりもファンを愛するソフバン・王監督が、「担当記者と話をするのも監督の仕事のうちだ。
マスコミを通じて、われわれのことを、ファンに知ってもらうのだから」と明言するように、
マスコミ=ファンという図式があるからだ。
「ケガ人まで隠してどうするんだ」と中日担当記者が怒り心頭なのは当(ry、ハナからファンサービスなど念頭にない落(ryだけに、「落合じゃ何を言ってもムダ。馬の耳に念仏」という冷めた声もある。
確かに、現役時代かも労組・選手会を脱会しながらFA権利を堂々と行使した骨の髄まで個人主義者。
何を言われても馬耳東風だろう。(つづく)