必死で逃げ切れ@西武スレ’06-107

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137代打名無し@実況は実況板で
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松井稼頭央、したたか残留の裏事情
FAの前年にポスティング・システム(入札制度)でメジャー入り許可。球団側のこんな思惑
は通用しない時代になった。西武・松井稼頭央の一件がいい例だ。
西武側が残留を要請。松井も納得してポスティング・システムでのメジャー入りを断念。
こういう発表になっているが、実際の図式は違うという。来年オフにFAでメジャー入りされた
ら、何のメリットもない西武。ポスティングなら球団側に莫大(ばくだい)な移籍金が入ってくる。
イチローの14億円とまでいかなくても、松井の名前はメジャーで認知されているだけに、
それ相当の額になる。
ただで逃げられるよりも、ポスティングで−そう西武側が考えたが、松井の方がはねつけた。
これが真相だという。
「1年、1年勝負したい。FA権を取ったら西武残留、国内他球団、メジャーという選択肢があるし
、考えたい」
こう松井は記者会見で言っているが、実は「西武にもうけさせるポスティングは使いたくないと言っていた」
と球界関係者が明かす。
ぎりぎりまで引っ張ってFAの前年に、ポスティング・システムでメジャー行きを許可するのは、球団側にすれば
苦肉の策だ。
ところが、選手にしたら、あと1年待てばFAで好きなメジャー球団に行ける。入札金の一番高い球団が獲得できる、
どこに決まるかわからないポスティングで、わざわざ行く必要などさらさらない。
選手にメリットがあるのは、FAまでに何年もある場合のポスティング・システムの活用だけ。7年目になる来オフ、
メジャー入りが確実視されているダイエー・井口のようなケースだ。
入団時に「メジャー挑戦させる」という密約があり、それを実行するわけ。今後、こんな例が急増する可能性が高い。
現にダイエーは、今年の自由獲得枠で獲得した和田(早大)にも、将来のメジャー行き容認を入団の条件の
一つにしている。メジャー志向が強い今の選手を口説く方策だが、自分で自分の首を締める。
松井のように、FAの1年前のポスティングを一蹴(いっしゅう)されたら、ポスティングでの移籍金を球団側が狙うには、
さらに早い時期にメジャーに行かせるしか手はない。