・「ドンハラはドンデン・ハラスメントの略。言葉や態度で心を傷つける精神的暴力です。
05年の連盟の統計では、退団調停を申し立てた阪神選手の4人に1人以上(25.7%)が
『精神的に虐待された』ドンハラを理由に挙げている。1年後の現在は3人に1人程度
まで増えていると思う。岡田監督との別れを考える選手やコーチの半数くらいがドンハラの被害を
感じているのです」
たとえば「そらもう井川よ。見ての通りよ」と会見で言うのは、ドンハラだ。内閣府が公表した
調査によると、選手の半数以上(51.9%)が、「そらもう井川」発言を「(状況によらず)
どんな場合でも暴力にあたる」と答えている。亭主関白ぶった発言はまだ分かりやすいが、
「あっ、ホンマ…(絶句)」というのもある。
「ドンハラをはたらきがちなのは、監督のようなお堅い仕事に従事している中高年、
高収入、高学歴で顔面の造作の悪い、ひょっとこタイプです。優勝したり、ファンが増えると
自分の支配下になると思い、精神的に追い込んだり、仕事のストレスのはけ口にして
しまうんです。最大の特徴は加害どんでんの多くに自覚がないこと。本人は普通と思っている
ことが相手をおとしめていて、うつや自殺にまで追い込んでしまうケースも目立っています」(一部略)
◆ドンハラ度チェックシート◆
(1)「古田はそんなことをしてないやろ」「お前、そんなん知らんの?」などと口にする
(2)疲れていたり気分が悪いときは、会見を拒否することもある
(3)気に障るが、怒るのも面倒で、ため息や舌打ちをすることも
(4)ファンや報道陣の前で笑いものにしたりバカにしたことがある
(5)チームでは監督である自分が一番偉い。選手は尽くすのが当然
(6)一緒のとき選手がつらそうな顔をする。あまり笑わずしゃべらない
(7)「しょうもないチームや。チェッ」「ホンマのこと言えや!」と追及する
(8)選手やコーチは自分より低能だと思っている
(9)他チームの監督の采配が理解できない。正直くだらない
(10)自分以外の人間とは性交しないで欲しいのが本音