【東北楽天】杜の都のイーグルスvol.188【狗鷲軍団】
その瞬間、豪州南部のおしゃれな街・ジーロングのそっち方面の人々に電流が走ったと
いわれている。ジーコ監督がバーのテレビ画面に映し出されるや、酒を酌み交わす
のをやめて「あの素敵な男性は誰なんだ!?」「日本のフットボールチームのマネジャー
(監督)らしいわ」「オゥ! ホットガイ!」という驚嘆の声が上がったとか。
あるバイセクシュアルの男性A(アダルトショップ経営)がジーロングでのジーコ人気急騰の
実態を次のように明かす。
「ブラウン管にジーコが映るたびにゲイたちは画面にくぎ付けさ。ボビーの写真が掲載され
た地元紙のチェックも欠かせない状態だ。客との間でも“ジーコを見たかい?”があいさつに
なっているほどだよ」
A氏によると豪州のゲイ人口は全体の10%で、バイセクシュアルはそれ以上を占めている
とのこと。シドニーなどはゲイのメッカと言われており、ジーロングにも多くのゲイ、バイセク
シュアルの男性が住んでいるという。
「私は妻もいるが、男性も好きだ。ちなみに君はゲイかい? 違うのか。残念だ。だが、この
国は他の国に比べてこういった人々を認めてくれる。日本ではまだ君のように隠れていなけ
ればいけないようだが。早く改善されるといいね」とA氏はなぜか本紙記者をゲイと決めつけ
て熱く語る。そしてトドメが「ぜひカイザースラウテルンで行われる豪州代表対ジーコのチーム
の試合を応援しに行きたいネ」――。
今や「私をジーコの試合に連れてって」が彼らの合言葉になっているというのだから大変だ。
思わぬところでジーコ監督がブレイクしていることを聞きつけた日本代表の反応はさまざま。
主力選手HGは「えっ、そうなの!? オレの好みではないけどなあ」と意味深な発言で驚きの表情
を見せた。
関係者は「怖いですね…。彼らだけに来るなともいえないですし」と、ゲイ集団の“来襲”
に戦々恐々としている。