おまいら、今週の週ベは必見ですよ!
DATAで検証というコーナーに今年のNPBでの状況別得点期待値(平均得点)、得点確率が
載ってる。しかも結構データスレの常識を覆す結果になっている。
・無死一塁の得点確率が39.9%、一死二塁の得点確率が41.7%と、後者の方が高くなっている。
これだけならバント成功率を考えればやっぱり損という結論は変わらないんだが、
・無死一塁からのバント、ヒッティングそれぞれでの進塁成功率、(進塁成功後の)得点確率など
がのっていて、それらを掛け合わせた有効率を見ると
企図数 進塁成功率 平均得点 得点確率 有効性
パ・強攻 581 42.2% 1.51 66.1% 27.9%
パ・バント 144 88.2% 0.80 43.3% 38.2%
セ・強攻 571 47.5% 1.46 64.6% 30.6%
セ・バント 219 80.8% 0.85 45.8% 37.0%
・企図数は無死一塁の状況でヒッティング、バントを行なった回数で、空振り・ファウルは
含まない。また、打者が三振した場合も除く。
・成功率は一塁走者が二塁より先に進塁した場合に成功とし、平均得点は作戦成功時に
そのイニング内に入った得点の平均。打撃結果の安打・凡打は問わない。ただし失策と
打撃妨害が絡んだ場合は除く。
・得点確率は作戦成功時にそのイニングで1点以上入る確率。
・有効性は進塁成功率×得点確率
となっていて、両リーグともバントのほうが最終的な得点確率(=有効性)は高いという結果に
なっている。
突っ込みどころはあると思うが(たとえば四死球の扱いはどうなってるのか、作戦失敗時の
得点を無視していいのか、途中から強攻に切り替えた場合の扱いはどうなってるのか等)、
とりあえず興味深い。
いろいろ検討できそうだ。
んー?
平均得点も得点確率も強攻のほうが高いのに、バントのほうが有効?
>>356 多分
> ・有効性は進塁成功率×得点確率
これのせいじゃないかな
進塁させることが攻撃の目的なわけ?
よくわからない。
359 :
355:2005/11/16(水) 23:21:24 ID:Wx6Bikv50
わかりにくかったかな。
・成功率は一塁走者が二塁より先に進塁した場合に成功とし
・得点確率は作戦成功時にそのイニングで1点以上入る確率。
だから、有効性=進塁成功率×得点確率は、その作戦で1点以上入る確率になる。
ただ、失敗時に得点するケースを無視していいのか?というのは>355に書いたとおり。
>>355 喜んだのはいいけどさ。
記事のキモになる数字を発売中に流すような真似するなよ。
何この有効性って。進塁成功率はバントの方がはるかに高くなるのは当たり前だし、
それと得点確率をかければバントの方が「有効性」は高くなるに決まってる。
無理やりバントは有効だという固定観念を正当化しようとしてるにすぎないだろう。
時々思うんだが、データスタジアムのアナリスト達はデータの意味を本当にわかってるのかな。
プロ野球スタッツなんか読んでると「何でこのデータからこういう解釈になるんだ?」
と思うことが多々ある。先に結論ありきで、その結論と違うデータがあってもそれを強引に
ねじまげてしまってたり、ただその選手・監督を批判(擁護)したいだけのようなコメント
になってたりするし。
ただ、無死1塁と1死2塁の得点確率の違いは面白いね。
それに、同じ1死2塁のはずなのに、このデータから考えると少なくとも
1死から2塁打等で作った1死2塁より、無死1塁からバントで1死2塁にした場合の方が
得点確率が上がることになるわけだ。
>>360 すまん。念願のNPBにおける状況別得点確率・期待値が手に入ったのでうれしくて。。。
>>361 掛け算は問題ないとおもうけど。確かに進塁成功率はバントのほうが高いのは当たり前だけど、
逆に成功時の得点確率は強攻の方が絶対に高くなるわけだし。
ただし厳密に言うと
進塁成功率×成功時の得点確率+(1-進塁成功率)×失敗時の得点確率
で計算すべきところを進塁成功率×成功時の得点確率で計算してるのはおかしいけどね。
> 時々思うんだが、データスタジアムのアナリスト達はデータの意味を本当にわかってるのかな。
> プロ野球スタッツなんか読んでると「何でこのデータからこういう解釈になるんだ?」
> と思うことが多々ある。
確かに、前回の進塁打の分析も明らかにおかしかったね。
> ただ、無死1塁と1死2塁の得点確率の違いは面白いね。
> それに、同じ1死2塁のはずなのに、このデータから考えると少なくとも
> 1死から2塁打等で作った1死2塁より、無死1塁からバントで1死2塁にした場合の方が
> 得点確率が上がることになるわけだ。
確かにこれは面白い。実は、ちゃんとバントするほうが得な局面でバントをコールしてるのかも
しれないね。
まあ100回程度の企図数だから、誤差の範囲かもしれないけど。
進塁成功率を単独で出すのはわかるけど
それを有効性に入れる必要無いんじゃないかな。
攻撃での成功ってのは得点を取ることなんだから
有効性を測るなら成否に関わらず得点確率だけ見れば良い気がするけど
>有効性を測るなら成否に関わらず得点確率だけ見れば良い気がするけど
そうそう。
意図がわからん。そのおかげでなんとなく眉唾もん。
いやでも、その作戦そのものの成功率も考えんとだめでしょ。
たとえばバント成功時の得点確率が同じでも、バント成功率が6割の場合と8割の場合じゃ
バントという作戦の有効性はだいぶ違うでしょ?
>355
>しかも結構データスレの常識を覆す結果になっている。
・無死一塁の得点確率が39.9%、一死二塁の得点確率が41.7%と、後者の方が高くなっている。
悪いがデータスレの常識は覆していませんよ。最初から得点確率は1死二塁が上、
得点期待値は無死一塁が上という話になっている。
結果、普通はせめて中盤までは強攻がオトクで終盤の2点目以上を考える必要がない局面で
バントと…これほぼ結論だと思うし、そのデータは特に新しい点はないと思いますが
367 :
366:2005/11/17(木) 00:09:39 ID:eph7kEus0
と思ったが、得点確率までバントの方が低くなっているのはなぜだ?
これは案外新しい発見かもしれない。
368 :
代打名無し@実況は実況板で:2005/11/17(木) 00:29:23 ID:73KKz/w70
もっと細かく取り上げてもらったほうがいいな
週べの奴もここ見てるんだろうし
だから、強攻の場合の得点確率は「強攻成功後の」得点確率だろ?
そりゃ進塁成功率とかけないと意味なかろう。
かぶったスマソ
連投スマソ。
やっぱり進塁に失敗してから得点する可能性を計算に入れてないのが問題な気がしてきた。
つまり、バントの場合成功率が高いから、失敗のケースの割合が少ないけど、強攻の場合
失敗の方が多いから、そこでの得点を無視してしまうとかなり不利になってしまう。
失敗時の得点確率がわからないので、併殺を無視して一死一塁の得点確率を使い、
有効性* = 進塁成功率×成功時の得点確率+(1-進塁成功率)×失敗時の得点確率
で計算してみると、
有効性*
パ・強攻 0.436
パ・バント 0.414
セ・強攻 0.449
セ・バント 0.422
になった。これなら納得、、、だけど、今度は無死一塁からの得点確率(39.9%)と違いすぎる
気がするな。
>>372 併殺の影響は無視できるほど小さくないだろう。
無死一塁からの得点確率(39.9%)との乖離はそれによるところが大きいんじゃないかな?
結果的に進塁打になった
意識して進塁打を打った
有効性が問題視されるのは後者
そりゃ釘付けアウトよりは走者進むアウトの方が良いよ 当たり前のこと
376 :
代打名無し@実況は実況板で:2005/11/17(木) 02:01:33 ID:1cLoBeUp0
>>360 いいんじゃね? 俺なんて
>>355見てダッシュで買って来たし。
週ベ買ったの10年ぶりぐらいだよ。
つかそもそも無死一塁での得点確率が低すぎるのが気になるな。
MLBで40%切ってるシーズンは分かる範囲で1972年だけで、このときの打撃成績は
AL 打率.239 出塁率.302 長打率.343
NL 打率.248 出塁率.311 長打率.365
と今年のNPB(
>>261)より遥かに低かったし。何が問題なんだ?
377 :
代打名無し@実況は実況板で:2005/11/17(木) 02:40:56 ID:1cLoBeUp0
表1表2を出してくれたのは嬉しいが、表3がどうにもアレだな。
「打者結果の安打・凡打は問わない」ってあるけどじゃあ四球はどうなの?とか
ホームランって進塁にカウントしてんのかな?とか、全体的に説明不足な感じ。
>>377 状況的に四球もホームランも進塁にカウントしてるんじゃない?
盗塁失敗・成功でランナーやアウト状況が変わったケースも
企図数に入ってんのかな
>>361 >1死から2塁打等で作った1死2塁より、無死1塁からバントで1死2塁にした場合の方が
>得点確率が上がることになるわけだ。
これは、後者のほうはクリーンナップが控えてるときに多い作戦だから得点確率があがるのは当然な気が
>>376 なんでだろうね。
無駄なバントで得点機会を減らしてるから。といいたいところだが、記事中の「バントのほうが
得点確率が上がる」は間違いとしても、データを見る限り強攻と比べてそんなに大きくは
下がらなさそうなんだよね。
>>374 確かに。ということで
有効性** =
進塁成功率×成功時の得点確率+
(1-進塁成功率-併殺率)×併殺以外の失敗時の得点確率+
併殺率×併殺時の得点確率
で計算しなおしてみた。併殺率はわからんので0.1で決め打ち、併殺以外の失敗時の
得点確率と併殺時の得点確率はそれぞれは一死一塁からの得点確率、二死無走者からの
得点確率で代用。
有効性**
パ・強攻0.415
パ・バント0.394
セ・強攻0.429
セ・バント0.402
だいぶ無死一塁からの得点確率(39.9%)に近づいたがまだ高い。。。とここまで計算して、
そもそも>355にあるとおり企図数が三振を含んでないことに気がついた。(^^;)
それは有効性(=得点確率)が高くなって当然だわ。
やっぱり、ちゃんと三振を含んだ値を見てみないと評価しづらいな。
>>379 俺もそう思ってたんだけど、三振を除いて進塁成功率がこの値ということは、四死球は
含んでないのかも。