中日の今季赤字が10億円以上に

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871代打名無し@実況は実況板で
実際は赤字は阪神で中日は黒字。
赤字に出来ない阪神と赤字にしたい中日とで表面上逆転しているだけ。
それを関西の新聞記者が煽り、阪神ファンが酔っているだけの事

1・阪神の赤字
阪神の年間収益は120〜130億円、一昨年の優勝時でもようやく140億円を越えた程度。年間の純利益は2〜3億円程度。
これは球団運営としてはぎりぎりの水準。
阪神は資産を持たない。球場をはじめ合宿所などすべてをグループ内企業からの賃貸している。

甲子園球場=阪神電鉄、
合宿所、屋内練習場、鳴尾浜球場=阪神不動産
練習設備、球団所有車=阪神リース

さらに
蔦村チーフスカウト他本社出向社員の人件費=阪神電鉄
甲子園球場保守管理警備=阪神園芸


の支払いを合計して年間40億円超の支払いがある。
しかし、これらグループ企業は球団から支払われている賃貸料のうち10〜20%を各社いろいろな名目で球団に還元している。(たとえば広告分担金とか)

つまり40億の10〜20%つまり4〜8億円のグループ内補助金を含めて利益2〜3億という事はこれを含めないと赤字になっているという事であり、この事は久万オーナーも認めている。

しかし、資産も内部留保も持たない阪神球団は赤字決算にする事ができないので、本社の補助金を受けて利益決算を行っている。
872871-2:2005/11/18(金) 06:35:00 ID:Ww3qK4XX0
2・中日の黒字
中日がナゴヤドームが出来た以降の経常利益を調べてその年の補強状態を照らし合わせてみると良い。
基本的にナゴヤドームが出来た以降、中日の年間収益のうち球団運営に必要な金額
(おそらく年間100億円前後)を残して残りが球場使用料として支払っている。
これは、球場が直属の子会社であり、減価償却が大きい球場に利益をまわした方が節税になる為である。
つまり球団の収益は年間ほぼ一定になるのだが、川崎、谷繁などを獲得した年には5億円近く減収になっている。
その事も解るように中日は複数年契約をした場合には初年度に(インセンティブを除く)総額を経常している。
基本的にほとんどの球団は複数年でも1年ごとに計上するが、中日は初年度に総額を計上している。
これは、前出の阪神と違い資産となる不動産を多く所有し(合宿所、旧合宿所、屋内練習場など)
また球団でも認めている様に3桁(100億円)を越える内部留保を要している。
その為に赤字でも決算報告が可能であり、税金対策から利益削減という事から初年度に計上していると思われる。

☆★☆で?昨年複数年契約した選手がどれだけいましたか?その年俸総額は?★☆★

さらに一昨年新築した合宿所、屋内練習所により減価償却費が膨らみ、定率法により初年度の償却額が大きい
。合宿所は償却年数が長いが屋内練習場やその設備などは償却年数も短いので償却がは大きい。
873871-3:2005/11/18(金) 06:41:27 ID:Ww3qK4XX0
3・でも観客動員の多い阪神がなんで赤字なの?
理由は簡単。球場入場料、特に年間予約席の単価の違い。
(これは阪神と中日よりも阪神と横浜で比較したほうがわかりやすいが)
全国中継の多い巨人を除けば阪神も中日も横浜も
年間予約席収入+観客入場収入+巨人戦TV中継放送権+地方局放送権+BS,CS放送権+グッズ収入である。
このうち3つの放送権の条件は3球団ともほぼ同じである。むしろグループ内に放送局を持つ中日、横浜の方が安定度は高い。
またグッズも阪神は製造販売権のほとんどを他社(主にシャープ産業)に売却済みであるに対して中日はナゴヤドーム、
横浜も専門の子会社を持っており自社製造であり、販売数で阪神が多くても版権だけの為に収入的には劣る。
収入の中心となる入場者収入は建築年の古い甲子園球場の為に横浜中日にくらべると3割以上安い。
年間予約席に至っては中日の半額以下である。
その為に単純に阪神が300万人の観客動員でも横浜が220万人で収入的に下回るのである。
中日は中日の年間予約席の収益だけで阪神の240〜250万人の間観客動員した収入に匹敵し、
巨人に至っては阪神の1年間満員状態でも年間予約席収入に及ばないのである。

つまり現在の甲子園である限り1年間超満員状態でも採算ぎりぎりなのである。
阪神が球場の改築を急いでいるのはその為である。