66 :
代打名無し@実況は実況板で:2005/09/16(金) 01:12:49 ID:UTEXjyirO
アゲ
67 :
保管庫@36:2005/09/16(金) 09:01:52 ID:WtLpE9VB0
◆UKNMK1fJ2Y氏版G-EDアップしました。
お、スレたったんですね。
続き書いてみよう〜
>>67 乙です!
G-EDの「G」ってそういう意味だったのか・・・
ほしゅ
進む!いいじマン 4
「私の理想の話をしていなかったですね」
社長から話があるという話で呼び出されたのは、応接間だった。
社長はこちらに背を向け、壁にかかった書を見ながら話をし始めた。
なぜだか小柄な社長の背中が大きく感じられる。
「まず一つ。今回の事は、警察当局も知っています。
もちろん現場の警官は知らないでしょうが、上層部には話が通っています」
こちらを脅すつもりの発言だろうか。警察も知っているから、何をやっても無駄だ、という。
それを聞いた瞬間は笑うかと思った。
警察に話が通っている? 警察も知っていること? よくある陰謀説だ。小説じゃあるまいに。
なのに寒気がするのは、何故だろう。
「もっと大きな話をしましょうか? 一国の首脳にも話は通っていますよ」
「こんな、たかがゲームのことで……」
「はい、たかがネット上のゲームのことで一国の首脳は動きません。
彼等が関心を持っているのは、我が会社が開発したVRシステムの方です。
これはただのゲームではありません。様々な可能性を秘めています。
治安維持の為や軍事利用の為、色々なね。
そのシステム内容を分りやすい形で権力保持者に示す為、
また、かかった費用を手っ取り早く回収する為、今回の様な方法を取りました」
社長が興味があるのは、金儲けばかりだと思っていた。
政治的に日本の中枢に食い込もうとしているということか?
話の大きさに戸惑う。
72 :
2/4:2005/09/16(金) 22:54:09 ID:eaEHnzf/0
「ゲームとして提示し、接続者から接続料をとる。
参考の為にお教えしましょうか?
接続料は、初回500万円です。1分で1万円。24時間常時接続で1440万円。
既に世界中で多数の常時接続者が出ています。
娯楽という娯楽に飽きた闇の世界に生きる金持ちというのはいるんですよ。
そういった精神が鈍磨してしまった人種にとっては、
ドラマチックな生き死にを見るのが一番の娯楽なのです。
娯楽の為だけに金で人の命をも買おうという屑は世界に驚く程多い」
目の前の小柄な男は、残念そうに首を振った。心から遺憾であるというように。
「あんたも……あんたもそういった人間じゃないか!」
「私は趣味でそんな事はしませんよ。あくまでビジネスです。
相手に合わせて楽しんでいる様子を見せたりもしますがね。
研究員には恐怖を、接続者には同族であるという意識を与えた方がやり易いので」
吐き気がする。相手の表情に。ビジネスだと本気で割り切っている表情に。
「今回のBRは、コンテンツとして大人気ですよ。
これだけでも金銭的には大成功と言える。
さすがに知名度の高い野球選手を使っただけのことはありました。
安くない買い物でしたが、やはり投資は大事ですね」
「あんたは人の命をなんだと思ってるんだ?」
絞り出した声は相手の揺るがない声に比べてあまりにも弱々しく。
73 :
3/4:2005/09/16(金) 22:54:52 ID:eaEHnzf/0
「人の命は買えるんです。
警察に事故で片付く様に話を通してあれば、それは罪に問われる事もありません。
司法が立証できない罪は罪ですか?
国を治める人間は、黙って見過ごした方が利益があると踏めば、
どんな悪事でも簡単に見過ごします。
世論さえ文句をつけなければね。
マスコミ対策も抜かりないつもりですから、
今の所私の罪を問う人間はどこにもいないことになりますね。
私の罪とは何ですか?」
「あんたの罪を問う人間はここにいる!」
「すぐに黙ります。力で納得させるつもりはありませんよ。
すぐに納得が行くはずです」
納得なんて行くものか。だが言葉が出てこないのは何故だろう。
何を言えばいいのか、それがわからない。ただ問うことしたできなかった。
「それで……そのシステムを売り込んで、国を左右して、あんたは何をするつもりなんだ?
世界の支配者にでもなるつもりか?」
「言ったでしょう」
そう言って、彼はこちらを向いた。
彼が背後にした壁にかけられた書に、目が行く。
それは、新生ホークスのスローガンとして内部発表されたものだった。
「私の目標は『目指せ、世界一』です」
74 :
4/4:2005/09/16(金) 22:56:08 ID:eaEHnzf/0
飯島はぐらりと足元が崩れるような感覚を覚えた。
自分の常識が覆されそうだ。
敵うのか。自分は力も金も知識も持たず、あまりに卑小だ。
あるのは仲間を思う気持ちだけ。
勝てるのか。
黙りこくった飯島を見て、彼は言った。
「さてあなたはこれからゲームが終わるまで、部屋に軟禁させてもらいます。
次呼ばれる時は全て終わった後ですよ」
ベッドと冷蔵庫を備えた小さな部屋に通される。
飯島は精神的な疲れでベッドに崩れ落ちた。
知恵を振り絞っても全くかなう気がしなかった。
自分じゃ駄目なのか。自分じゃ無理なのか。
自分は何の為にここにいるのだろう。
……実際に既に亡くなったチームメートもいて。
……チームメートを殺してしまったチームメートもいて。
そういう人間のフォローは確かに必要だ。
訳の分からぬ世界に突然連れて来られ、訳の分からぬまま人殺しを強要され、
そして銃を手にとってしまった元チームメートたち。
今は異常な興奮状態にいるかもしれないが、いずれ必ず罪の意識に苛まれることだろう。
そういった人間の力になるのも人生か……。
報酬は約束されている。
現役時代は中々思う様にいい暮らしをさせてあげることができなかった妻に、
金銭面では一生苦労をかけないだけの額だ。
オーナーの元、『世界一』になるのもいいのかもしれない。
ベッドに身を投げ出した飯島から聞こえて来たのは、細い嗚咽だった。
【残り36人】(残り9人でゲーム終了)
リレー版新作キター(´∀`)―!
飯島…・゚・(ノД`)・゚・。くじけないでくれと言いたいが、どうなるんだろう?
新作ですね
続き楽しみにしてます
77 :
代打名無し@実況は実況板で:2005/09/17(土) 13:34:26 ID:KHHkcg+aO
ほっしゅ〜。
職人様、ようこそいらっしゃいました。
・・・自分も書いてみようかいな。
保守します
80 :
代打名無し@実況は実況板で:2005/09/19(月) 15:23:36 ID:PWn66odVO
☆ゅあげ
まとば
ぼうにし
83 :
代打名無し@実況は実況板で:2005/09/21(水) 00:46:07 ID:Lb5WdSEPO
たぐち
84 :
保管庫@36:2005/09/21(水) 01:27:39 ID:y8ufbWrf0
◆UKNMK1fJ2Y氏版G-EDの174「Think Blue, Count Two」
と175「ゲームオーバー」の間に入るべき《OUTIDE・21・疑惑》が
抜け落ちていました。訂正いたしましたので、よろしくお願いします。
◆UKNMK1fJ2Y氏と読者の皆様に大変ご迷惑をおかけして、申し訳ありません。
りょうた
86 :
代打名無し@実況は実況板で:2005/09/22(木) 01:06:38 ID:HlOW5PSZ0
age
87 :
代打名無し@実況は実況板で:2005/09/23(金) 00:12:07 ID:qRoYACp10
おおの
88 :
代打名無し@実況は実況板で:2005/09/23(金) 14:26:35 ID:cpWcvB3lO
じょうじま
89 :
代打名無し@実況は実況板で:2005/09/23(金) 17:31:37 ID:OXNSLQMK0
hoshu
∧ ∧
⊂( ・◎・)つ <わだくんはわいがまもる!
〔∂ヮ( )
( つ//\\
92 :
代打名無し@実況は実況板で:2005/09/25(日) 12:49:40 ID:/EV/fxrIO
(´・ω・`)
93 :
保管庫36:2005/09/25(日) 14:37:51 ID:5bxner2X0
◆UKNMK1fJ2Y氏版G-ED
177「グーリン作戦「4nyoho」」、178「開かずの踏切」
をアップしました。
まいど乙です
そういえば、another endに平行する「城島編」は作られるのかなあ・・・
96 :
代打名無し@実況は実況板で:2005/09/27(火) 01:04:54 ID:HPrBSwla0
リレー版続き待ってます!
97 :
1/3:2005/09/27(火) 05:17:22 ID:E7HGoZNK0
139 偶然の重なり
吉本が去ってからしばしの時がたち、人体が焼ける、何ともいえない嫌な臭いはようやく薄れてきた。
単に鼻が慣れてきたのか、風で流されたのかはわからない。何にせよ、松はその臭いを感じなくなった。
しかし、その目に映った出来事は頭に焼きついて消えない。
衝撃は薄れるどころか、徐々に強まっていた。
松は歓楽街の近くで吉本を見付けた。
それまでならばすぐに逃げ出すところだったが、北野のことが頭にあった。
(北野は……)
松を狙った北野は、最期には正気を取り戻した。
最初から逃げずに話し合おうとしていれば、北野を助けられたのかもしれない。
そんな後悔が松にはあった。
かといって簡単に話しかけるような勇気もなく、見付からない程度、見失わない程度に距離を保ったまま、
松は吉本を追い掛けていた。
西へ進んでいく吉本の手には何かの瓶が握られていた。
歩調は存外に速く、足を痛めている松は追い掛けるので精一杯になった。
(……俺、何やってんだろ)
声をかけるどころではない。あまり意味がないんじゃないかと思いつつも、松は吉本を追い続けた。
しばらく歩いて、民家の影が見え始めたころ、吉本がぴたりと足を止めた。
自分のことがばれたのかと松は身をすくませたが、そうではないことにすぐ気がつく。
吉本の視線は眼下の森に向いていた。
「……!」
誰かの声。続いて、がさがさという音。
(誰かいる?)
松も同じく窪地のほうへ目を向けた。窪地の西には森が広がり、他の三方は丘に囲まれている。
その東側の丘の上に吉本が陣取り、松自身はそれよりやや北側に隠れていた。
吉本は腰を落として岩陰に隠れ、森の中に意識を集中させている。
その目は、明らかに――。
98 :
2/3:2005/09/27(火) 05:17:50 ID:E7HGoZNK0
(狙ってる)
松はごくりと息を呑んだ。手に汗がにじんでいる。首筋がべたべたと気持ち悪い。
吉本の左手に、火花が閃いた。ライターを試したらしい。
この状況で火を試すということは。
(武器は火炎瓶、か……)
正体不明の瓶の謎が解けたが、全く安心できるような答えではなかった。
止めなければならない。話せば分かるはずだと思い、だからこそ追いかけてきたのだ。
しかし、吉本の目を見てしまうと、松は動けなかった。足に力が入らない。
大きく吸い込んだ息は、声にならずに細い溜息となって消えた。
誰かの声はだんだんと近づいている。足音まで聞こえてきた。もう猶予はない。
松は北側の斜面に目をやった。こちらの斜面には木々が狭苦しそうに生えている。
木に隠れながら見つからずに駆け下りることも、可能かもしれない。
震える足に何とか力を入れる。吉本が止められないなら、こちらを止めよう。
ほとんど滑り落ちるようにして丘を降り、先ほど上から見下ろしていた森にたどり着くと、
松はすぐさま見慣れたユニフォームを追って駆け出した。
(間に合ってくれ……)
祈るようにして深い森の中を駆ける。しかし、祈りは届かなかった。
ガラスの割れる音と同時に、炎が立ち昇った。
火に包まれる城所と、他の三人の悲鳴。
だが、これでは終わらない。吉本の持っていた瓶は、一本だけではない。
こちらが木の下、向こうは岩陰にいるために姿は見えないが、吉本が容赦をするとは思えなかった。
「にげ――」
逃げろ、と叫びかけ、松はそれ以降の言葉を飲み込んだ。
吉本に見つかることを恐れたからではない。
消火のために飲み水を出そうとしたのだろう、大きく開いた田口のバッグの中に、ボウガンを見つけたのだ。
左の足が、ズキリと痛んだ。
99 :
3/3:2005/09/27(火) 05:18:38 ID:E7HGoZNK0
絶句した松の視界を、もう一度炎が覆う。半ば本能的にじりじりと後ずさりして、松はペタンと尻餅をついた。
結局3人は逃げていき、しばらくして降りてきた吉本も、松のほうを見向きもせずにその場を立ち去った。
一部始終を、松は呆然と眺めていた。
そしてその光景と左足の痛みの意味をゆっくりと、反芻するように考えていた。
左足が痛い。なんで?
何かが飛んできて肉がえぐれた。
何かって?
後で見つけた。短めの矢だった。
田口さんが持っていたのは?
ボウガン。あの矢にぴったり合いそうな。
ってことは――
俺をあのとき撃ったのは、田口さん?
全身の力がぐったりと抜けていく。
「なんだ……やっぱり駄目なんだ」
田口は神内といた。森本と、もう死んでしまった城所ともいっしょだった。
全員ポジションはばらばらだ。協力して生き延びることにしたのだろう。
神内は投手。自分も投手。だから狙われたのだ。田口に。あの田口に!
話せば分かるはずだと、誰かを信じてみようと、そう思っていたのに。
田口も駄目なら他に誰を信じれば良いのか、松には見当もつかなかった。
稲嶺と田口に同じボウガンが支給されていた。
稲嶺の放った矢が大道のスコップにジャストミートして、松の左足に当たった。
的場、馬原と別れて、田口のグループはポジションが別々の4人になっていた。
全ては偶然の重なりによるものだったが、松がそれを知ることはない。
【残り36人】(残り9人でゲーム終了)
職人さんキテタ―ヽ(´∀`)ノ―!
言われてみれば、ポジションばらばらですな。どうなるんだろ…
101 :
代打名無し@実況は実況板で:2005/09/27(火) 18:00:21 ID:x4zFKvfv0
保守代わりに。見守るスレで書いた野球選手版「人狼BBS」妄想ネタ。
これだけじゃ訳わかんないと思うので人狼BBSでぐぐってください。
あるキャンプ中の球団に、人狼がやってきた。
人間を襲い、球団を滅ぼす忌むべき存在。複数人でかかれば退治できるのだが、
問題は奴らが人間に化けられるということだ。
もう既に選手達の中に紛れ込んでいるかもしれない……。
昼間は人間のふりをして、夜に正体を現すという人狼。
その人狼が、このキャンプに紛れ込んでいるという噂が広がった。
103 :
102:2005/09/28(水) 06:53:01 ID:RgeunxNX0
選手達は半信半疑ながらも、村はずれの宿に集められることになった。
1人目、ファースト ズレータ。
ズレ「ジンローナンカ、オルワケナカローモン? ミンナオオゲサバイ」
2人目、ピッチャー 杉内。
杉「えっ…人狼!?煤i’犬’;;三’犬’) えりかちゃん、怖いよう……」
3人目、ショート 川崎。
(背後から忍び寄って)川「(オレは人狼だー!!おまえを食ってやるー!!がおー」
杉「ぎゃーーーーーー!!」
川「あはは。驚きすぎw」
104 :
102:2005/09/28(水) 06:53:56 ID:RgeunxNX0
4人目、ピッチャー 和田。
和「……二人ともおふざけはよしてくださいよ。そもそも人狼なんているわけないし」
5人目、指名打者 松中。
松「人狼ねぇ……そんな噂で俺の髪に更なる負担をかけないでやってくれ」
6人目、キャッチャー 城島。
城「人狼なんか、現れたってやっつけてやればいいウホ」
7人目、ピッチャー 新垣。
新「城島さんの言うとおりですね」
新「(……久々にボクシングの腕を披露できるな、暇つぶしにいいぜ、くっくっく……)」
105 :
102:2005/09/28(水) 06:54:55 ID:RgeunxNX0
8人目、ピッチャー 斉藤。
斉「確かに返り討ちにすればいい話やんなあ。そんなことに気ィ遣わせんといてほしいわ」
9人目、センター 大村。
大「そうやそうや!わだくんは わいがまもるで」
和「別に頼んじゃいませんけど……」
10人目、ピッチャー 三瀬。
三「人狼ねえ…。本当なら物騒な話だね」
11人目、サード 鳥越。
鳥「ぱるぷんてぱるぷんてぱるぷんてぱるぷんて……(こうしておけば人狼が出てきても大丈夫だろう」
106 :
102:2005/09/28(水) 06:56:07 ID:RgeunxNX0
12人目、ピッチャー 馬原。
馬「怖い話ですね。でもただの噂でしょう?気にすることなく練習するのが一番ですよ」
馬「(もし本当に人狼がでて、ローテーションの投手が食われれば……くくく……)」
13人目、ライト 柴原。
柴「(もし本当に人狼がでて、外野の連中が食われれば……くくく……)」
馬「柴原さんどうしたんですか? 口の端が笑ってますよ」
柴「ん? ああ、何でもない何でもない。全くとんでもない話だよな」
14人目、代打 大道。
道「おまえら騒ぎすぎだ。とりあえずパン食っておちつけ つ◎」
107 :
102:2005/09/28(水) 06:58:29 ID:RgeunxNX0
15人目、サード バティスタ。
バティ「………(何事も、主のなさること)」
16人目、監督 王。
王「皆揃ったようだな。全く根も葉もない噂だが、
対策を講じないわけにはいかないだろう、面倒だが話し合いに参加してくれ」
すみませんすみませんorz
あ、遅ればせながら97−99さん乙です ノシ
109 :
代打名無し@実況は実況板で:2005/09/28(水) 20:14:17 ID:fxJMMlCPO
今日は海人対決だな。沖縄水産対浦添商業か。濃い。
ほしゅ
111 :
代打名無し@実況は実況板で:2005/09/29(木) 18:07:10 ID:8kwWT0+a0
たぐち
113 :
代打名無し@実況は実況板で:2005/09/29(木) 22:31:12 ID:DPnHW8ifO
☆ゅ
114 :
代打名無し@実況は実況板で:
乱立回避age