中日4-0広島の8回表、ケンシン−昌の豪華リレーに続いて、岡本登板。
ブルペンでの会話
岩瀬「おい、岡本わかっているよな。オレだって最優秀救援のタイトルほしいよ。4点差じゃセーブつかないんだぞ」
岡本「わかっているけど、オレ打たれ出したら止まらないぞ。知らないからな...」
一死後岩瀬との約束で末永にわざとセンター前を打たせた岡本がベンチを見ると、森繁コーチが腕組みをして仁王立ち。
あわてて、ラロッカを3球三振に討ち取るが、義侠心に厚い岡本は東出に四球。
「岩瀬のためにも、1点くらい広島にやらないと...」
ところが、意外にもここで落合監督がマウンドへ。
落合「おい、いいかんげんにしろ。岩瀬がそんなに怖いのか(怒)!」
岡本「すみません。もうしません。かんべんしてください。」
岡本は次打者・嶋をさっさと二塁ゴロに討ち取って、以後岩瀬とは顔を合わせていない。
岡本懐柔工作に失敗した岩瀬だが、決して諦めない。
岩瀬「おい聡文、お前もこれからオレを目指すならわかっているよな」
聡文「はい、岩瀬さんのためなら、ボク監督に怒鳴られてもいいです!」
9回表、中日4-0広島のままで聡文登板。
現在絶好調の聡文は、つい岩瀬との約束を忘れ、前田、新井を討ち取ってしまう。
「あ、いけない。岩瀬さんのこと忘れてた。まずいよ。岩瀬さん、怖いし...」
律儀な聡文は、代打・栗原にセンター前、木村にはレフト前をわざと献上。案の定、あきれはてた顔で落合監督登場。
落合「お前ら、そんなに岩瀬が怖いのか。もういい、岩瀬は後で監督室でお仕置きだ」
聡文「すみません、ボクが悪いんです。岩瀬さんのせいじゃありません」
4点差にもかかわらず、二死一二塁でセーブ場面となり、満場の岩瀬コールの中、死神登場。
代打・福井を2球で討ち取って、25セーブ目をあげた。
岩瀬「これがチームプレイってもんだよ。うちのチームも強くなったな」
>>257 あ、そうだね。聡文は前田からだった。すまん。訂正する。