飯島キターヽ(゜∀゜)ノ−!飯島どうなるんだ。気になる。
職人さん乙です!
逡巡
次のネットカフェに到着した秋山は、途中コンビニで買ったパンを食べながら考えていた。
(BR世界に侵入することはできた。だが、それだけではまだ力が足りないな・・・)
サチコからの情報もあるが、それだけではまだこの計画のすべてが掴めない。
(他に誰か、内部に通じている仲間がいれば・・・)
一応王監督に電話をしてみたが、やはり通じなかった。
王監督がこのような事を許すはずもない。
やはり、どこかに幽閉されているのだろう。
(自由に動ける者は、OBぐらい・・・か?)
秋山は携帯を取り出し、アドレス帳の確認を始めた。
辞めていった選手には「いつでも相談に乗る」と言って必ず電話番号とアドレスを教えているのだ。
(この中にこの計画に関わっている者がいれば・・・)
秋山はそれぞれの名前と引退後の仕事を照らし合わせ始めた。
ふと、孫オーナーのことを思い出す。
(あの人は、何を考えている?)
ホークスの新しいオーナー。この計画の首謀者。
しかし、何か引っかかるところがあった。
(なぜ、こんなことをする必要が?)
ゲームは9人が生き残った時点で終了する。
しかし、普通に考えて9人でシーズンを通して野球ができるわけがない。
DH制もあるし、故障者も出る可能性もある。
第一、1年間1人の投手が投げ続けることなど不可能だ。
そんなことも知らないとは思えない。
実業家としての「孫正義」は、わずか20年でソフトバンクを世界的企業にしたやり手である。
その才能もさることながら、大胆な企業買収も有名である。
どのような相手に対しても、臆することなく進んできた。
(まてよ)
秋山は違和感のひとつに気づいた。
(世界を相手にしてきた男が、国内に居座る老人どもに屈服するのか?)
しかし、このゲームはその老人どもの余興のように扱われている。
(なぜだ?)
サイトにあった孫の丁寧なあいさつ文に違和感を覚えたのもこれが原因だ。
(・・・なにか、あるのか?)
ゲーム、新規参入、老人、孫正義・・・
しばらく考えていたが、疲れていた秋山にはまだその意図が掴めなかった。
(とにかく、今は俺が出来ることをするだけだ)
彼はぬるくなったコーヒーを飲み干し、再び携帯に目をやった。
(まずは、スタッフになった奴から連絡を取ってみよう)
秋山の指が、携帯のボタンを押した。
【残り37人】(残り9人でゲーム終了)
新作キテタ―――――━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!
記念ageキタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(゚ )━(∀゚ )━
新作乙です!飯島と秋山の連携クルーーー?
職人さん乙です。飯島サイドの話、秋山の洞察力、どちらも面白いです。
411 :
代打名無し@実況は実況板で:2005/08/11(木) 22:51:08 ID:vLoU6bj00
◆UKNMK1fJ2Y氏版城島編アップしました。
ついでに捕手age
香川捕手
管理人さん&職人さん乙です。
そうか、だから最後の野球のシーンにあの人はいなかったんだ…
414 :
代打名無し@実況は実況板で:2005/08/12(金) 20:20:00 ID:TQC6DEKW0
インボイスと提携すんの?
だったら猫戦では八百長の嵐じゃん。
415 :
代打名無し@実況は実況板で:2005/08/12(金) 23:47:49 ID:fRawgpP+O
たぐ様
1 玄海灘の震災で 鍛えし体痩せ細り、放屁のごとく くさっそうと
セリーグめざし 消えていけ いざゆけ 部落のバカ鷹軍団
いざゆけ 包茎のバカ鷹軍団我等の 我等のソフト便器ーホークス
2 テナント撤退福岡で スパイが燃えて敵を打つ
一投一打 ゲロはきて白痴の住民 便器呼ぶ
いざゆけ 部落のバカ鷹軍団いざゆけ 包茎のバカ鷹軍団我等の
我等のソフト便器ーホークス
3 金の限り人集め 勝利で恒雄と大騒ぎ
輝く金に 大極の韓国国旗 ひるがえれ
いざゆけ 部落のバカ鷹軍団
いざゆけ 包茎のバカ鷹軍団我等の 我等のソフト便器ーホークス
ウクレレ
グーリンが見ていた地図で、王は意外なものを発見した。
「福岡ドーム?」
「みたいなものがあるニョホ。」
まったくの疑似世界の中に『福岡ドーム』がある。
皆が笑い涙し、汗とほこりにまみれ、共に勝利を目指す場所。
もしかしたら、そこがゴールなのかもしれない。
「福岡ドームを目指してくれないか?」
王は提案してみた。あくまでも提案。
現在地点とは、川を挟んだ反対側になる。かなりの大移動だ。
松中や城島に出会う前に大きな危険に出くわすかもしれない。
「いくつか準備を整えたら、向かうことにします。」
このパーティーでは最年長の本間が、慎重に答えを返した。
「福岡ドーム最高バーイ!」
ズレータがムードを盛り上げるように言う。
「何を用意すればいいニョホ?」
天然キャラのような風貌の策士グーリンが、目を光らせて尋ねてくる。
みな、王に心配をかけないよう、努めて明るい声を発した。
本間の提案はこうだ。
「まず、仲間。川のもう少し上流に大道さんと荒金がいるはずです。
2人は、一応ヤル気はありません。」
「一応とは、大丈夫なのか?」
「大道さんが、ちょっと元気がいいくらいで…命の危険は無いはず…です」
本間が大道に突き飛ばされて川に落ち、おぼれて流されたことを王は知らない。
「もう一つ、これからは負傷者も出るかもしれないし、出会うかもしれない。
近くに『診療所』があるから、そこに行って薬品でも揃えようと思います。」
なかなか良い判断だ。本間は大人しいが、細かいところに気の付く男だ。
「では、本間の指示に従って、グーリンとズレータも動いてくれ。」
「本間さん、キャプテン、よろしくバーイ。」
「よろしくニョホ。」
誰もが、これからの旅の危険性を感じていた。
だからこそ、わざと明るく笑いあいながら歩き出す。
心なしか唇のふるている本間。
瞳が落ち着きなく動き回っているズレータ。
そして、モニターでは見えないが、グーリンの表情も緊張していることだろう。
王は、3人の安全と成功を祈って目を閉じた。
(頼むから、誰も私の目の前でチームメイトを襲ったりしないでくれよ。)
【残り37人】(残り9人でゲーム終了)
逃げる途中
四人は薄暗い森の中を走っていた。
もう昼間だというのにこの暗さ、日の光が森の奥までは届いていない。
もうだいぶ走っている。バーチャルだからなのか、いつもより息が切れるのが早い気がする。
それともただ単にこの状況がいつもより体力を奪っているからなのか。
「城所!」
後ろを走る田口が口を開いた。田口の横にいる森本も城所をじっと見ている。
城所は一瞬だけ後ろの二人を振り返り、また前を向いて走り出した。
「なんですか?もうちょっと行ってから隠れるとこを探しましょう」
「走りながらでも話せるだろ?いったいどうしたんだ?馬原がどうかしたのか?」
その問いには城所の隣を走る神内が答えた。
「馬原じゃないです」
「え?」
「あれは。馬原の姿をしてますが、馬原じゃないです。
どういう影響かしりませんが、あいつはもう馬原じゃないんです」
「ちょ、ちょっと待てよ。わけがわからないぞ」
軽く引きつった笑いを浮かべながら森本が言う。
「俺だって自分でもなにを言ってるのかわかりませんよ。でもあいつはもう馬原じゃないんです」
そう言って神内は足を止めた。
森の中を抜けて草原のようなところについていた。辺りは小高い丘に囲まれている。
「バーチャルの世界だし、現実世界で馬原に何かあったのかな…狂ってしまったのは」
「あいつは元々やる気だったんだ。現にポイントが…」
「これからどうすればいいんだろ…」
「馬原…」
各々がそれぞれ好き勝手に今後のこと、馬原のことを案じていた。
はぁ。と城所は一つため息を吐き。上空を見上げた。
青い空の向こう、西の空がやや曇ってきている。この世界がどういう天気の変わりかたを
するのかはわからないが、あの雲はいずれこっちに来るだろう。
雨でも降るのかな?その前に休める所を探さないといけないな。
そう、城所は思った。
そして西を向いていた顔を正面に戻した。
視界の隅に小さな黒い点が写った。
それはあっというまに大きく城所に近づいてきて――――――
視界が紅く染まった。
「き、城所ぉ!!!!」
「うわあああああああああああああああああああ!!!!!」
城所は自分の全身を覆う炎に体を転がして悶えた。
「城所!!しっかりしろ!おい、なにがあった!?」
田口が城所の体を手で叩きながら叫んだ。
「わかりません!なにかが飛んできたと思ったら!城所が!城所が!!」
森本が泣きそうな声で叫ぶ。
「田口さん!駄目だ!これ、変な薬品みたいなのもかかってて消えない!」
「あきらめるな。皆、バックの中に入ってる水。全部出せ!!」
残された三人はバックの中のペットボトルに手をかけた。
その瞬間。また炎が燃え上がった。
幸いにもこれは誰にも当たらず、神内の隣の草むらを激しく燃え上がらせるだけだった。
―火炎瓶??
「田口さん!逃げましょう!」
神内が言った。
「逃げる!?馬鹿を言うな!城所はまだ生きてる!」
「でも、もう呼吸はしてません!体の周りの空気が全て燃えてしまってます!もう…」
辺りに肉が焦げる臭いがたちこめてきた。
ここは周りを丘に囲まれた盆地。あっという間に火に囲まれてしまう。このままここにいるわけには
いかなかった。
「狙われてます!このままだったら全滅ですよ!」
「田口さん!!」
「ぐ……」
田口は唇をかみ締めた。
城所…すまん。すまん。すまん…!
「神内、森本!逃げるぞ!南に行く!」
「はい!」
三人は一路南に走り出した。田口の口からは固く口を噛んだためか血がぽたぽたと垂れていた。
森本の目からは涙が止まらなかった。
神内はあらためて自分が殺し合いの中に置かれていることを思い知らされた。
三人は自分の無力さを感じながらただ無言で走り去った。
三人が逃げ、城所の体を覆っていた炎がいくぶん薄くなった頃。
丘の上から城所の元に一人男が降りてきた。
吉本龍生【5】だった。
「森本さんを狙ったのにな…やっぱ俺コントロールが悪いなぁ。練習しないと…」
吉本は黒く変色した城所を見た。
「ごめんなぁ。城所」
それだけ言うと吉本はその場を後にした。
死亡:城所龍麿【23】
取得ボーナスポイント:吉本龍生【5】(4p・計5p)
【残り36人】(残り9人でゲーム終了)
426 :
代打名無し@実況は実況板で:2005/08/14(日) 23:41:37 ID:ENEseTOwO
新作記念ageキタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!
ヘタレだった吉本が立派なマーダーに!
でも城所に当ててるのが生っぽいよママン。
神内が馬原呼び捨てにしてる…
「勝利の方程式」
(この負け犬野郎が!)
岡本克道【45】は心の中で中村浩一【48】を激しく罵倒していた。
何の為に人を殺す?何の為に仲間を求める?
自分が生き残る為に、何をしなければならないか、コイツはちっともわかっていない。
けれどもさっきは、やばかった。
あまりにもぬるい考えをした中村の態度に腹を立て思わず手を掛けるところだった。
岡本は思い出す。
このゲームの説明を受けた時のことを。
◆ ◆ ◆
ゲームの説明をされたとき、混乱した状況の中、岡本は各チームメイトをつぶさに
観察していた。
混乱した状況の中、いち早く冷静になって状況を把握する。
それがマウンドだけでなく、窮地を脱出する為の方法だと岡本は思っていた。
そして今回の窮地も同じ。それこそが、この状況を打開する方法だと。
だからこそ、どんなときも冷静さを失わない城島に注目していた。
そして、ふらりと倉野の元へやってきて残した伝言に聞き耳をたてていたのだ。
最初は、倉野へ残した城島の伝言の意味を図りかねていた。
なぜそれを倉野にだけ伝える? どうして?
やがて、岡本は気がつく。
そして、混乱の中そのことに直ちに気がついた城島へ感心する。そうか、そう
いうことなのか、と。
そう、このゲームはたった一人の生き残りを決めるゲームでは無い。
ポジション別に9人の生き残りを決めるゲームなのだ、と。
そうなのだ、考えれば当たり前のことなのだ。
一人で戦っていくとしても寝込みを襲われては元も子もない。また、一対多人数では
戦う前から結果は見えている。
そう、城島はその為にいち早く仲間を集め、団体で敵を抹殺していく。
その為にすでに動き出しているのだ。
そして、岡本は自分を選んでくれなかった城島へ若干の寂しさを感じながら
決意を固めたのだ。
生き残るため、自分も仲間を集め敵を殺しココを脱出する。
それこそが「勝利の方程式」なのだと。
そして、岡本は仲間を集める為、まずは体格の良い中村へと声を掛けたのだ。
『俺たちポジション被ってないし、協力しないか』と。
◆ ◆ ◆
(図体ばかりでかくて、心は弱くて、てんで役に立たない奴だ)
岡本は中村の背中をひややかに見つめる。
その時、北の方角から人が争うような声が聞こえてくる。
「ん、なんですかね? 岡本さん。」
中村が振り向き声を掛ける。
「さあな、揉め事なら仲間を集める以前の問題だし、ちと離れた方が良さそうだな」
そう言って中村を促すと、ゆっくりとだが確実に歩みを速め、二人はD−2を離脱した。
431 :
代打名無し@実況は実況板で:2005/08/16(火) 04:05:50 ID:CNCwfEkX0
ageとこう
432 :
代打名無し@実況は実況板で:2005/08/16(火) 04:11:18 ID:i4KEXhjFO
好きなチームの選手同士が殺しあうssか…
ほ
っしゅ
>>428 申し訳ございません。私のミスですね。
保管庫管理人様申し訳ありませんが該当の箇所に「さん」を入れていただきますよう
お願いいたします。
436 :
36:2005/08/18(木) 18:28:39 ID:cGQo0wdZ0
>>◆7KR.e180t.氏
神内が馬原を呼び捨てにしている部分を訂正しておきました。
勝手ながら「あいつ」と呼ぶ部分を「あの人」にさせていただいています。
この変更が駄目でしたら、どのように変更すればいいかご連絡頂けると助かります。
437 :
代打名無し@実況は実況板で:2005/08/18(木) 21:53:09 ID:uuKir/P6O
勝手ながらageときます
438 :
代打名無し@実況は実況板で:2005/08/18(木) 22:39:01 ID:xwNoPIWt0
439 :
代打名無し@実況は実況板で:2005/08/19(金) 21:49:59 ID:sPJ54TenO
たぐ様
440 :
代打名無し@実況は実況板で:2005/08/20(土) 17:11:28 ID:j1z2836QO
まとば
戦いの始まり
「正太郎!」
「井手さん!」
扉を開けるとそこにはショットガンを落とし、
うずくまっている井手の姿があった。
「正太郎!しっかりしろ!!」
「…川アさん、見張りは俺がやります!井手さんを中へ!」
「お、おう!」
見張りを明石にまかせ、川アは井手を部屋へとつれて行った。
「少し休め、正太郎…」
「…あ…ああ…俺、俺…」
「!?」
「あ…ああああああっ!!」
それまで無言でふるえていた井手が突然叫んだ。
自分をかばった井口の死、同期で同い年の友の死…
彼はもう耐えられなかった。
「北野…一緒に逃げようって…一緒に生き残ろうって…
なのに…なのに俺だけ!あいつは死んで俺は生きて…
北野!北野ぉっ!!」
「し、正太郎!」
北野と井手が仲が良かったのは川アもよく知っていた。
(ちくしょう…よくも…よくも…絶対許さねえ!あいつら!!)
怒りがこみ上げてくる。
川アは唇を噛んだ。
(だめだ…俺がこんなんでどうするんだ、落ち着け…今は落ち着け…)
「…そうだ」
何かを思いついたように井手がゆらりと立ち上がった。
そのままふらふらと部屋を出て行こうとする。
「ち、ちょっと待て!どこ行く気だよ!?」
気づいた川アがあわてて井手の腕をつかんで止めた。
「座ってろって…」
「…北野が」
「え?」
「北野が待ってるんです、行かないと。一緒に逃げようって約束したんだ。
約束したのに俺だけこんな所にいたらだめっすよ。
あいつの所へ行かないと」
「…おい、それって…待てってば!おい!!」
何とかこいつの目を覚まさせてやらないと…。ああ、でも殴るなんて。
…そうだ、いい物があるじゃないか。あれだ!
川アはすぐ近くにあった自分のバッグをあさり、取り出したそれで
井手の頭を叩いた。
それは武器として与えられた物だった。
スパーーーン!!
「…?」
頭への軽い衝撃に、井手は後ろをふり返った。
川アが立っている。
その手には『大阪名物ハリセンちょっぷ』と書かれたハリセンを持っていた。
「しっかりしろよ!井手正太郎!!」
…何で宗さんハリセン持って怒ってんだろ。
北野の所へ行かなくちゃ。あいつ死んで…
…ん?北野…死んで…俺…あいつの所に…北野の所に行く…
…死にに行く!?…死……死!?
ダメだ、死んじゃ…ダメだ!俺は生きなくちゃいけないんだ!
井口さんが俺を生かしてくれたんだ!!
生きるって誓ったじゃないか!死んだ皆の分まで!!そうだ、だから…だから!!
「…北野の分まで…北野の分まで。テラの分まで。死んだ皆の分まで生きますよ、俺。
それで…いいんですよね?俺…生きていいんですよね…?」
「当たり前だろ」
川アは井手の背中をポン、と叩いた。
「…あの」
「何?」
「泣いてもいいんですかね、今」
「いいんじゃない?男だったら泣くんじゃねえよとか思わないし、
悲しい時は…泣いていいんだよ」
「そうですね…。」
井手はしばらくの間泣いた。まるで子供のように。
川アも泣きそうになる…が、懸命にこらえた。
仲間が死んだのだ。自分だって悲しい。泣きたい。
だけど、後輩を支えてやらねばならない。自分しかいないのだ。
(泣くな…泣くな、俺!)
井手の気持ちは川アにもよくわかる。
同い年の選手というのは仲間の中でも特別な仲間なのだ。
川アも馬原の入団をどれほど喜んだか。
井手の悲しみは…計り知れないだろう。
(正太郎の同級生…北野…寺原…。…神内……神内!!)
「正太郎!」
「は、はいっ!?」
急に呼ばれて井手は驚いて顔を上げた。
「神内を探そう!あいつもきっとお前を探しているはずだよ!
…お前は一人じゃないよ。」
「……。」
井手は下を向いた。
「神内…。あいつはちゃんと生きてますよね…?」
「生きてる!生・き・て・る!!だから会える!神内を探そう!!
はい、井手君お返事は?」
「…はい」
「声が小さーい!!」
「はいっ!!」
「よしっ!!」
自分もつらいだろうにこの人は…。
やっぱりいい先輩だな。
井手は川アの優しさを、心強さをあらためて実感したのだった。
井口さん、北野、テラ…
俺、生きてこの世界出てこんなゲームぶっ壊してやるから。
生きましょうね、と井手は川アに言った。
川アは大きくうなずいた。
(そうだ、生きるんだ、正太郎!)
「さて、と。俺明石の所行って来るよ。お前もう少し休んでな」
「はい…。」
川アは部屋を出て階段を上り、扉を開けた。
「あ、川アさん…井手さんは大丈夫ですか?」
「うん、今休ませてる。お前も休んでていいよ?」
「いえ…俺は大丈夫です。それより」
あれを見て下さい、と明石は西の方を指差した。
「…?誰だろう…。」
選手が一人、歩いているのが見えた。誰なのかはまだわからないが。
「…もう少し見てみよう。こっちに向かってるみたいだ」
川アも明石もまだ気づかない。それが…悪魔であるという事に。
悪魔との戦いが今始まる…。
取得ボーナスポイント:川ア 宗則【52】(1P・計1P)
【残り36人】 (残り9人でゲーム終了)
446 :
36:2005/08/21(日) 01:32:52 ID:pJUMGyXn0
◆UKNMK1fJ2Y氏版城島編
《21・最後の会議》、《22・野球をしよう》
をアップしました。
リレー版のうpは明日にさせて下さいorzすいません。お知らせカキコしにきたら
職人さんキテタ-----ヽ( ´∀`)ノ -------!
悪魔が誰か楽しみです。
職人さん方、保管庫さん、いつも乙です!
ハリセン宗、男前だなw
+αのアナザーエンドにワクテカ
山崎 勝巳
449 :
代打名無し@実況は実況板で:2005/08/22(月) 14:29:18 ID:Zl9879ok0
ほしゅ
450 :
代打名無し@実況は実況板で:2005/08/23(火) 12:12:04 ID:3QunOz72O
大野
城島
中西
男